サンプリングの魔力
先日、四日市のホテルに泊まった時、フロントでシックのシェーバの無料配付を
行っていた。
無料配付を行っていることは、最初気づかなかった。
チェックインのサインをしていたら、宿泊客と思われる方がフロントにやって来て、
こう言った。
「このひげ剃りを下さい。」
最初何のことか分からなかったが、指指す先を見るとシックのシェーバの
写真があった。
「このひげ剃り、5毎枚刃だってよ。」
「5枚まで来たか。」
追いついて来た仲間と話している声が聞こえた。
私も気を引かれ、思わず写真に見入ってしまった。
その気配を感じ、その客が私に声を掛けた。
「ただだから、使ってみたら。」
それもそうだ。
部屋にもシェーバは備えられているが、ものが違う。
「私にも、ひとつ下さい。」
翌朝使ってみて驚いた。
さすがによく切れる。
そして、滑らか。
そのうえ、剃り残しなし。
「替え刃が、きっと高いだろうな。」
思わず、そうつぶやいてしまった。
しかし、今使っているジレットのシェーバも、実は街頭での無料配付で
手に入れたものだ。
剃り心地がいいので、そのまま替え刃を買って使っている。
「うーん、今回も同じパターンか。」
メーカーの戦略に、再びはまってしまうかもしれない。
そんな予感がした。
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