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2010年11月26日 (金)

やはり美味しい福砂屋のカステラ

先日実家に帰っている間に、同じ地区で母が昔から仲良くしているNさんの
息子さん夫婦が尋ねて来た。

その際、お土産として頂いたものが、長崎の福砂屋(ふくさや)のカステラだった。
現在、長崎に赴任中とのことで、重い品にも関わらずお持ち頂いた。

カステラと言えば文明堂が全国的に有名だが、この福砂屋のカステラは絶品だ。
昔、長崎へ出張で出向いた際、両方の店へ行き試食三昧をした覚えがあるが、
私は福砂屋へ軍配を上げた。

奥深い卵の味わい、ざらめの舌触り、しっとりとした生地。
特に出来立てがうまい。
どこを取っても、これ程うまい菓子が他にあるのかと思った程だ。

今回、同封してあった説明書を、つぶさに読んでみた。

創業は1624年というから、江戸時代初期だ。
その頃から、手づくりの創意工夫を重ね、長崎カステラとして成熟させて来たとある。

明治に入ってから、新しい時代の息吹にふさわしくと願い、中国で桃と並んで
慶事・幸運の印として尊重されているこうもりを商標としたとのこと。
確かに、マークをよく見ると、こうもりの格好をしている。
バットマンそのものだ。

力を込めて説明してあったのが、「手わざ」だ。
いわゆる手づくりの製法で、これは創業以来一環して変わらず伝統を守っている
とのこと。
卵の手割、泡立て、混合、攪拌、焼き上げまで、一人の職人がつきっきりで
仕上げるとあった。
これは、すごい手間を掛けている。

しっとりとした味わいは、卵の泡立てにかかっている。
そのため、「別立方(べつだてほう)」といい、白身と黄身を分け、白身を職人の
「手わざ」で十分あわ立てるそうだ。
これが、ふっくらの源泉となる。

ざらめの味わいも、攪拌時の「手わざ」のなせる技だと書いてあった。
実に手が込んでいる。

妻へのお土産も兼ね、母に3切れ分けてもらい、ラップに包んでバッグに入れた。
退院したばかりの妻に食べてもらいたい。
そして、少しでも早く元気になってもらいたい。

まさに幸運への道を開くカステラだ。

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