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2010年11月 9日 (火)

新聞を空から読む

世の中の出来事を読み解く場合、3つの目で見るとよいと言われている。

3つの目とは、虫の目、鳥の目、魚の目だ。

虫の目は、近くでよく見る。
鳥の目は、上から眺める。
魚の目は、流れを読む。

新聞という紙面を読む場合も、これらが応用出来る。

時間が逼迫している場合は、鳥の目で対応する。
具体的には、テーブルに新聞を広げて、それを立ち上がって上から俯瞰する
のである。

まず、紙面の右半分全てを視野に収め、大きな活字を感じ取る。
「読む」のではなく、「映し取る」感覚だ。
そして、意識が向かった記事だけ、虫の目で小見出しを読む。
本文は、さらに興味が沸いた時だけ読む。

その調子で、次に左半分に進む。
今は、紙面全部を一気に映し取るトレーニング中だ。

情報があふれる中、いかに必要なものを取捨選択していくかが問われる。
時間は有限なので、効率を上げる必要がある。

その際、大事になるのが、自分の価値基軸だ。
これがぶれていると、情報に振り回されることになる。

日頃から好奇心を働かせて、いろいろな物に興味関心を持ち、自らに「なぜ」と
問い掛ける習慣がものを言う。
その中で、自分の判断の尺度を事前に作っておくことが前提となる。

そうすれば、魚の目が、活き活きとして来る。
その結果、ポイントを外さず、速く感じ取り、情報を仕入れることが出来るようになる。

腐った魚の目では、得るものが少なくなる。

この捉え方、いろいろなものに活用出来そうだ。

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