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2010年11月 5日 (金)

あの時のひとこと

誰でも、あの時、あのひとことを頂いたお陰で、その後の自分の考え方や
気持ちの持ち方が変わったということがあるのではないだろうか。

私が一番思い出に残りかつ感謝の念に絶えない言葉がこれだ。

「急ぐことはない。その時を待つことだ。そしてその時、君を我々が支える。」

10年前、私が独立を考え始めた頃、先輩診断士として私をご支援頂いた方の言葉だ。

この言葉は、私にとって値千金の重みを持っていた
・焦ることはない。周りの状況をしっかり見極め、悔いの残らないよう準備を
進めるとよい。
・実が熟すように、その時はやって来る。独立の意思を持ち続けていれば、必ず。
・君が決断を下した時、君をしっかり受け止め、支えてあげる。だから何も心配する
ことはない。

今思い出しても、身震いがする程である。

この言葉を頂いてから、5年の月日が経た2005年に独立した。
まさに実が熟したのだ。

結果はどうだったか。

目に見える形では、仕事の斡旋や紹介をして頂いた。
目に見えない形では、「いつでも支えてもらっている」という安心感を持つことが出来た。
また、いろいろな疑問や質問に、多忙な中適時適切にお答え頂いた。

「支える」という言葉。

簡単だが、意味の深い言葉だ。

決して「甘やかす」ということではない。
その人の状況に合わせ、その人にとって今一番大事なものを提供していく。
本人が分かっていない場合もある。
それを見越して、提供していく。

それらは、相手のことを本当に思っていなければ、決して気づくことはない。

周りを見渡すと、実は数々の方々の支援を受けている自分がいる。
本当に有難い。

私も、その恩返しがしたい。
「支える」という気持ちをしっかり胸に抱き、周りの方々のお役に立って行きたい。

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