« 一味違う京都おばんざいの朝食バイキング | トップページ | モグさんに感謝 »

2010年11月20日 (土)

介護タクシーSさんとの交流

昨日から兵庫県の実家に戻って来ている。
緊急病院に転院した父を見舞うためである。

しかし、出張中に母からメールが届き、私が来る日に再び元の一般病院に
戻るとあった。
病状が安定したので、このまま緊急病院にいることが出来ない。
でも、一人では手続き等がたいへんなので、私が帰省する日を転院日にしたとのこと。

病院間の移動は、病院で紹介された介護タクシーに母が予約してあった。
介護タクシーは、私としては初めてのお目見えである。

父の病室で待っていると、中年のやさしそうな男性の方が、車椅子を押しながら
入って来た。

「介護タクシーのSです。」

病室まで迎えに来てくれるのである。
これも初めて知った。
病室から病室まで送り届けてくれるのは、たいへん有難い。

母が病院との手続きをしている間、私と二人だけになった。
前から介護タクシーのことを知りたいと思っていたので、チャンス到来だ。
そう思っていたら、向こうから声を掛けて来た。

「私はこういう者です。」
自作の名刺を頂いた。
そこには、介護タクシーSと書かれていた。

「こちらこそ、どうぞよろしくお願い致します。」
ところで、介護タクシーは個人でなさっているのですか。」
「そのとおりです。昨年10月にリストラされ、もう組織はいいと思い独立しました。」
「私と同じですね。もっとも私は自分で組織を卒業したのですが。」

同じ身の上と分かり、一気に距離が縮まった。

その後、僅かな時間ではあったが、いろいろお話しをした。
・病院とは特別の関係がある訳ではない。(利用して頂くのは自由)
・元は人材派遣会社の営業だった。(介護は初めての経験)
・従来から人に何か尽くしたいと思っていた。(今回それを形にした)

さすが元営業だけあって、滑らかな語り口だ。
そして、何よりも笑顔がとても柔和で、誠実なお人柄がにじみ出ていた。

「そうですか。次回機会があるときは、ぜひ個人的にお願い致します。」
「よろしくお願い致します。」

5分足らずだったと思うが、いい時間を持つことが出来た。
人の出会いとは、本当に不思議なものである。

今後も、このご縁を大切にして行きたい。

|

« 一味違う京都おばんざいの朝食バイキング | トップページ | モグさんに感謝 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 介護タクシーSさんとの交流:

« 一味違う京都おばんざいの朝食バイキング | トップページ | モグさんに感謝 »