奄美の海でシュノーケリング
昨日、奄美大島に13時半に到着した。
そして、1.5時間後には海の中にいた。
今回の旅の目的は、3つ。
① 田中一村記念美術館へ行くこと
② スキューバダイビングをすること
③ パラグライダーをすること
①の楽しみは後にして、昨日はまず②の肩慣らしも兼ね夕刻前の時間を活かし
シュノーケリングを行った。
しかし、ウエットスーツとフィンを着けてのシュノーケリングは生まれて初めてだった。
よって、ホテルでお願いしてあったインストラクターFさんの指導の下、楽しんだ。
今回の宿は、ネイティブシー奄美。
「自然のままの海」とネーミングしている通り、ホテルの眼下がすぐ海なのだ。
白い海岸あり、岩場ありと、まさにダイビングスポットの集合体のような場所だった。
念書を書き、説明を受けて、着替え、いざ海へ。
海に入ってすぐ、ウエットスーツのメリット・デメリットが分かった。
メリットは、防寒、防傷、防溺。
デメリットは、沈もうと思っても沈めないこと。
溺れることがないので安心だが、潜れないと魚に接近出来ない。
後でFさんから、シュノーケリングは海底や魚たちの全体を見、ダイビングで
ポイントに接近して見て行きますと説明を受けた。
なるほど、そういうことか。
全体を押さえ、しかる後に個を押さえる。
シュノーケリング、ダイビングの順で申し込んだのは、正解だった訳だ。
泳ぎ始めてすぐに、驚きの光景が待っていた。
小さい無数の魚が水面上をジャンブして泳いでいたのだ。
Fさんが、あれはキビナゴだと教えてくれた。
ジャンプして口に入ってくれればいいのにと、冗談を言い合った。
この時期に、こんなに群れてジャンプするのは珍しいとのことだった。
海の中がこんな風になっていたのかと、今更ながらに驚いた。
さんご礁の間に、小さな魚たちが寄り添うように漂っている。
そうかと思えば、白い砂地を盛んに漁っている白い魚もいた。
Fさんによれば、それは小さなカニを探しているとのことだった。
悠々と泳ぐ魚、我々をキャッチすると電光石火で逃げる魚。
なにやら人間界と同じようだ。
泳いだり漂ったりする中で、Fさんからいろいろ教わった。
さんごを食べ尽くし、オニヒトデがいなくなったこと。
現在残っているさんごは、オニヒトデが食べることが出来なかった固いさんごということ。
この海域の魚は取って食べていないこと。
なぜならば、見ることが出来なくなってしまうからという落ちがついていた。
1時間程、波間を漂いながら海中散歩を楽しんだ。
Fさんとの時間が終了した後も、一人でゆっくり楽しんだ。
魚を追ったり、仰向けになって漂ったり。
こんなにゆったりした気分になったのは、一体いつ以来だろうか。
ホテルに戻って来て、改めてダイビングカウンターを訪ねた。
Fさんに、今日出会った魚たちの名前を確認するためだ。
キビナゴ
ツノダシ
トゲチョウチョウウオ
ルリスズメダイ
キビレブダイ
クマノミ
オジサン
皆、仲間のように感じた。
活き活きと泳ぐ姿が、再び目に浮かんだ。
この後のダイビングが楽しみだ。
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