残念!パラグライダー
昨日、奄美大島ツアーの最後を飾り、パラグライダーに挑戦することにしていた。
しかし、誠に残念ながら、飛ぶことが出来なかった。
なにせ風任せの乗り物ゆえ、天候に大きく影響を受けてしまう。
10時から飛ぶことになっていたが、飛行予定地区で雨が降っていたため
ホテルで待機となった。
ホテル近辺は曇りの状態だった。
焦っても仕方がないので、チェックアウトした後、ロビーで待たせてもらうことにした。
お借りしていた延長コードをロビーのテレビ裏にあるコンセントに差し込み、
パソコンをつないで仕事をすることにした。
幸い、今日は宿泊客がいないとのことだったので、ロビーを独占状態だった。
午前中一杯待ったが、連絡が来なかった。
お陰で、一仕事出来た。
いつ連絡が来るかと待ちながらの仕事だったため、返って効率が上がったようだ。
これぞまさしく、災い転じて福となすだ。
やっと天候が回復し、迎えに来て頂いたのが13時。
現地に到着したのが13時半。
今回のパラグライダーは、ドライバーの方がプロペラを背負い、私をぶら下げて
タンデムで飛ぶ形だった。
私も一緒に助走したり協力する必要がある。
一通り説明を聞き、さあ本番だ。
この時点で14時。
しかし、次は風がやや止まってしまった。
エンジンも掛かりが悪い。
若干不安の中、助走をつけて走り出し、やや足が浮いたところで失速し
砂浜に倒れ込んでしまった。
うまく行かないものである。
でも、これもひとつの貴重な経験だ。
転倒でさらに不調になったエンジンを交換するとのことで、しばし休憩。
しかし、調整に手間取っているようだった。
時計はすでに14時15分を回っている。
飛行機の出発時刻が迫り始めていた。
空港で、手荷物検査場を出発15分前の14時55分までに通過する必要がある。
ということは、14時50分には空港に到着する必要がある。
飛行地区から空港までは車で10分。
タイムリミットは14時40分だ。
飛行時間は20分とのことだったので、14時20分には飛び上がらないと
プログラムが完結しない。
様子を伺うと、まだ動きがない。
ここで、決断するしかなかった。
「残念ですが、今回は諦めます。」
その後、急いで空港まで送ってもらった。
代金はカードで支払っていたので、手続き簡略化のため現金で清算して頂いた。
まあ、こういうこともあるだだろう。
考えようによっては、幸いだったかもしれない。
上空でエンジンが止まってしまったら、もっとやっかいなことになっていた
かもしれないのだ。
本来物事には、パーフェクトなどないと考えている。
パラグライダーは、次回の楽しみに改めて取っておきたいと思う。
飛行地区も、限りなく美しい海岸だった。
待っている間、小さなやどかりを見つけ、しばし戯れた。
いかなる時も、心の余裕を忘れない。
見上げれば、奄美の空は限りなく青く、美しかった。
たった3日間の滞在だったが、3年いたような感じだった。
それだけリラックス出来たということだろうか。
お世話になった皆様、本当にありがとうございました。
またいつか、奄美を訪れたいと思います。
それまで、お元気でお過ごし下さい。
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