SPACE BATTLESHIPヤマト
昨日、時間の間隙を縫って、SPACE BATTLESHIPヤマトを観てきた。
実写版として復活した宇宙戦艦ヤマトである。
上映初日だったがレイトショーということもあり、前の方には空席も残っていた。
さて、内容はと言うと、アニメ時代のSFアクションものから様変わりし、
人間ドラマとして再構成されていた。
戦いのシーンよりは、古代進艦長代理を始めとする登場人物間の
心の葛藤を描き出していたのだ。
主人公は木村拓哉が演じていたが、いい味を出していた。
彼も年輪を重ね、渋味が出て来たということか。
ボディも鍛えられ、日頃から筋トレをきちんと行っている様子が伺えた。
特に素晴らしいかったのは、CGで作られた映像だった。
ヤマトの重厚な質感まで伝わって来た。
馴れ親しんだ佐々木功の歌うテーマソングは聞くことが出来なかったが、
今回は返ってその方がよかったかもしれない。
また違った味わいのストーリーになっていたからだ。
しかし、我々は、なぜこれほどまでにヤマトに愛着を抱くのであろうか。
観客も、どちらかと言うと年配の方々が多かった。
これを、単なる懐古主義とは捉えたくない。
自己を犠牲にしてまで、他者に貢献する。
利他の精神の表れと理解したい。
我々日本人が、どこかで忘れて来てしまった心だ。
この心を、限りなく思い出させてくれるのではないだろうか。
少なくとも、私はそうである。
心は、ヤマトと共に。
また一回り大きくなって、自ら世に貢献して行きたい。
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