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2011年2月28日 (月)

父逝く

昨日2/27(日)早朝、父が前世に旅立った。
死因は老衰。
享年90歳だった。

昨年10/7にショートステイで施設に入ってから約5ヵ月。
今から考えれば、あっと言う間の出来事だったように思う。

この間、いろいろな事を考えさせられた。
夫婦愛のあり方
人と人のつながり
自分自身の最期のあり方

人間が生物である以上、いつかは迎える最後のライフイベント。
この瞬間をどう迎えるかは、文章のピリオドと同じく、締め括り
の一文をどう表現するかという意味を持っている。
最後の一点で、汚名を記すこともあるからだ。

父から学んだ一番のこと。
それは、最後まで「苦しい」とか「寂しい」とか否定的なことを
一切言わなかったことだ。

いや、これまでの父の人生で、後ろ向きの表現を聞いた記憶がない。
終始、運命を冷静に受け止め静かに行動していた。
これは凄いことだ。

私などは、全く間逆で、運命に逆らい「疲れた」を連発し
日々格闘を続けている。

父を反面教師として見、逆の人生を歩んで来た面がある。
でも、振り返って見ると、父は母を困らせることもせず、
平和な人生を過ごして来た。

これはこれで、いい人生だったのかもしれない。

父が元気な時、頼まれていたことがある。
それは、自分のお葬式で「千の風になって」を歌って欲しいと
いうこと。

父から残された方々へのメッセージとして、心を込めて
アカペラで歌いたいと思っている。

「私のお墓の前で泣かないで下さい。
そこに私はいません。
眠ってなんかいません。
千の風に、千の風になって、あの大きな空を吹き渡っています。
あの大きな空を吹き渡っています。」

父の魂よ、永遠なれ。

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2011年2月20日 (日)

プレゼント3連発

最近、プレゼントを3連発で頂いた。
内訳は、クッキー、チョコレート、Tシャツだ。

クッキーは、実家の隣のカフェモグさんで手作りのもので
「バレンタインクッキー」と表示されていた。

売り物だったが、先日帰り際にプレゼントして頂いた。
とてもおいしかった。

チョコレートは、昨日イタリアオペラのレッスンの後、
先生のMさんから頂いた。
本当は先週渡して頂く予定だったそうだが、私が実家に帰るため
お休みとなったので、昨日頂いた。
宇治抹茶の生チョコレートだったので、1週間冷蔵して保管して
頂いていたようだ。

嬉しいのと早く食べなければという思いから、先生のお宅を出て
最寄駅に着くまでに、全部食べてしまった。

Tシャツは、通っているジムで誕生日プレゼントとして昨日頂いた。
誕生日は少し先だが、早目に頂いた訳だ。
昨年まではワインだったが、今年からはスタッフとお揃いのTシャツ
に変わった。
もっとも、色が紺で材質が綿となっており、スタッフの黒、メッシュ地
とは少々違っていたが。

カッコいいロゴ入りなので、着る時が楽しみだ。

昨日自宅に戻ったら、何と娘2人が来てくれていた。
妻が私の実家に父親の介護で行っているため、心配して来てくれたのだ。
もっとも心配の相手は私ではなく、チワワのななちゃんだったが。

しかし、会いたいと思っていたので、とても嬉しかった。
実は、これが最大のプレゼントだったかもしれない。

やはり家族はいいな。
いろいろなことが起こると、最後の心の拠り所は、やはり家族という
ことになるのだろうか。

これからも、家族や周りの方々に感謝しながら生きて行きたい。

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2011年2月18日 (金)

グローブの効用

今冬初めて、日常使うグローブを買った。

この寒さに加え、東北方面へ出掛ける機会が結構あったためだ。

最初は防寒のために買ったが、そのうち別の効用があることが
分かった。

それは何か。

「両手を振って歩ける」ことだ。

寒くても暑くても、迅速な行動が求められる。
その際、両手がポケットに入っていると、きびきびした動作が
出来なくなる。

手を振ることにより、歩く際大股に歩ける。
方向転換も素早く出来る。

要するに、体のバランスが取り易くなるのだ。

尻尾があれば、さらにバランスが取り易くなるだろうなと
余計なことも脳裏をかすめた。

余り頻繁に付けたり外したりしていたので、毛玉が出来たり
生地が伸びて来たりと、かなりくたびれて来た。

この私愛用のグローブは、アディダスのランニンググローブだ。

先日、このグローブを購入した店を覗いたが、もう売り切れて
しまったのか、店頭にはなかった。

来年は、さらにバージョンアップした商品が出て来るだろう。

さらに、いろいろな効用を見出して行きたい。

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2011年2月17日 (木)

英語を社内公用語とする是非

楽天とユニクロが、社内での公用語を英語とすると発表して
数ヶ月が経過した。

現在、どのような状況になっているのだろうか。

急速にグローバル化が進展している現代社会では、英語や中国語に
関する能力習得は確かに必須であろう。

しかし、これを日本の会社内で公用語にすると言うのは、少し次元
が違う感じがする。

あくまでも我々は日本人であり、日本人としての思考スタイルを
持っている。

言葉を変えてしまうと言うのは、日本人の魂を損なうこと繋がりは
しないかと危惧している。

なぜなら、言葉は言霊(ことだま)と言うように、その民族の心を
表しているからだ。

フランス人は、英語を話すことが出来ても敢えてフランス語を使う
と言われている。
自分達の言葉を、事の他大事にしている証拠である。

日経ビジネスの最新号に、「英語を公用語にする必然」と題して
島田亨楽天野球団社長兼オーナーの考えが掲載されていた。

島田氏は、「英語をコミュニケーションの道具として使うだけで
なく、英語で考え理解する能力」が必須で「徹底して英語化しな
ければ生き残れない」と述べられていた。

しかし、果たしてそうだろうか。

前段の英語で考え理解する能力は、確かに必要だろう。
より正確に言うと、アングロサクソン民族の思考スタイルを
理解することが出来るようになるということだ。

しかし、後段の「英語化しなければ生き残れない」というのは
疑問である。
日本語を使っていては生き残れないとは、日本人として情けない
思いがする。

日本人としての発想や強みを活かして、初めて欧米にはない
付加価値が生み出されるのではないだろうか。

言葉を変えないと内向き思考を脱却できないとか、イノベーションを
起こせないというのは早計だと思う。

これは、言葉の問題ではなく、本人の資質の問題だ。
本来能力のない人間が、話す言葉を英語に変えた位で発想が
広がる訳がない。
返って、根無し草が情報の洪水に押し流されてさらに混乱するのが
関の山だ。

それよりも、日本語の語彙を豊かにし日本語で論理的に思考出来る
人作りに励んだ方がいいと思う。

広い視野を持ち、心豊かに世の中や自然を見て表現することは、
むしろ日本人の得意技だったはずだ。
こう言う見方を、忘れてしまったことが問題ではないか。

「言葉が正確に使えないということは、思想も精神も曖昧だ
ということである。」 唐木順三(評論家)

まず、自分の中に日本語で思考した日本人としてのしっかりした
軸を作る。
それが基本ではないだろうか。

言葉されど言葉。

日本語をもっと大事にしたいものだ。

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2011年2月15日 (火)

男の生き方

「男の生き方」という本を読んだ。
川北義則氏の書いた本だ。

日経新聞で紹介されていたのだが、タイトルよりも
サブタイトルの文言に興味が沸いた。

それは、「誇り高く、信念をもて」と表されていた。

いろいろ慧眼が示されていたが、それらの中で
男というよりは、日本人に対し「誇り高く、信念をもて」と
訴えている項目がいくつかあった。

あるページで「外国人が見た日本のよいところベストファイブ」が
紹介されていた。
1位:親切
2位:自然
3位:日本食
4位:神社仏閣
5位:交通機関が正確である

いずれも、日本の文化が培ってきたものだ。

また、アメリカの大学とイギリスBBC放送が27カ国28,000人を対象に
行った「もっともよい影響を与えている国はどこか」という調査結果
も掲載されていた。

結果は、日本がトップだった。

この結果は、2007年に世界600のメディアで発表されたそうだ。
全く初耳だ。

多分、我々が見過ごしているいい所が、日本にはまだまだあるに
違いない。

自信喪失に陥っている今の日本。

温故知新ではないが、もう一度素に戻って、日本のよさを
再発見するところから始めたらどうだろうか。

そんなことを、本を読みながら思った。

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2011年2月14日 (月)

カフェモグさんの温かさ

実家のすぐ隣に、カフェモグさんという喫茶店がある。

実家に戻った際は、毎日お邪魔している。
昼食を食べに行ったり、午後のお茶をしに行ったりと、
その活用方法は様々である。

そして、行くといつも笑いに包まれる。

とにかく明るいのだ。
女主人のKさんが。
彼女の優しさに溢れた関西弁を聞くと、気持ちが和やかになる。

「今日のワッフルもおいしいですね。」
「ほんま、嬉しいわ。」

家庭的で、居心地がいい。
大股で歩くと、家から5歩でお店の入口にたどり着く。
実家の2階へ上がるよりも近いかもしれない。

「このガレットという品は、どんなお菓子ですか。」
「これおいしいのよ。ビスケットとクッキーの間位の固さかな。」

カウンター脇に置いてあるお菓子は、全てモグさんの手作りだ。
時々買って、おやつに実家へ持ち帰っている。

実は、Kさんにはお世話に成りっ放しなのだ。
ここは元は、K医院だった。
Kさんは、そこで勤務していた看護師さんだった。

昔から、両親2人でK医院とKさんにはお世話になっていた。
そして、父が要介護となり自宅にいた時も施設に入った後も
お店を閉めた後や休日に、母を助けてくれている。

もう感謝の何者でもない。
遠く離れて暮らしている私たち子供にとっては、本当に
心強い存在なのだ。

「では、このガレット1つ頂きます。」
「嬉しいわ。じゃあ、これプレゼント、バレンタインクッキー。」

売り物としてカゴに入っていたクッキーのセットを差し出された。

「ええ、いいんですか。」
「(満面の笑顔)」
「3月には、倍にしてお返しします。」

これからも、ここに来て、リラックスさせて頂きます。
私にとって、もう掛買いのない場所のひとつとなりました。

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2011年2月13日 (日)

流水プールとフィットネス

先日、父のお世話になっている介護施設へ行って来た。

父の部屋は3階にある。

一旦部屋に行ってから、再度バッグを取りにエレベーターに
乗った際、間違って1階まで行ってしまった。

ロビー階は2階だったのだ。

1階でドアが開き、目に入って来たのは、何とフィットネスジムだった。
そう言えば、この施設は複合施設で、レストランやジムが併設されて
いたことを思い出した。

ジムとなれば、当然、どんなマシンが置いてあるのか興味が沸く。
近づいて見ていたら、後ろから声を掛けられた。

「見学されますか。」

インストラクターの方がそこに立っていた。

「お願いします。」
思わずそう返事してしまった。
まあ、部屋には母と姉がいるから、慌てて戻る必要もなかった。

油圧式のマシンが、使い勝手が良さそうだった。
重りのマシンと違い、力尽きて手離れしてもガタンという音がしない。

そして、秀逸だったは、流水プールだった。
13.5mと短かったが、人工的に流れを起こすことが出来る。
アクアウォーキング時等に、負荷を掛けてトレーニング可能なのだ。

また、ジャクジーも流水の圧力を変更することが出来た。

「心と身体の健康づくり」
「すべては健康へつながります。」
「クオリティ・オブ・ライフ(QOL)がより高まり、みなさまの生活習慣に
運動が取り入れられることをスタッフ一同、心より願っております。」

なるほど。

インストラクターの方の笑顔が、素敵だった訳だ。

チャンスがあれば、一度使ってみたいと思った。

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ミニかもめの玉子

「自然をつつんでしっとり、ほくほく」

東北銘菓『かもめの玉子』の歌い文句だ。

製造者は、大船渡に本社があるさいとう製菓さんだ。

先日、大船渡を離れる際、お土産として頂いた。

現在、兵庫県にある実家に戻って来ているが、皆で美味しく
頂いている。

ミニサイズのものなので、大きさも量もちょうど女性の口に合うようだ。
年老いた母親が、ことさら喜んでくれた。

カロリーも、ミニの場合は1個97.4kcalと、通常の164.6kcalと比べ
体にやさしい。

中はインゲン豆を原料とした黄味餡で、外はホワイトチョコレート
となっている。

まさに、外見はかもめの玉子そのものだ。
もっとも、本物は見たことがないが。

説明では、食品オリンピックと言われているモンドセレクションで
1990年から3年連続で金メダルを獲得したとあった。

確かに、上品な味わいと甘さが何とも言えない。

品揃えも豊富で、確かブラックチョコレート版もあったと思う。

「お菓子も生き物、新鮮なうちにお召し上がりくださいませ。」

お菓子にも、暖かい心遣いをと言うことか。

大船渡の皆さんの、何事に対しても表される優しさが、
また蘇って来た。

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2011年2月12日 (土)

書類トレイで仕事の「見える化」推進

私の自宅デスク後方の本棚に、透明の書類トレイ5個が上下に
並んでいる。

ここに、直近の仕事5件の一件資料等を入れてある。

ブルーのフラットホルダーに依頼書や先方から受領した資料を
ファイルし、その上に作成したプログラムやテキストを入れた
クリアホルダーを乗せている。

そのため、書類トレイを見ると直近5件の準備状況が一目で分かる。

クリアホルダーがなければ、まだその仕事の準備が進んでいない
ことになる。

5件というのは、ここ数週間で行う新規の仕事の量だから
きわめて緊急性が高い仕事である。

大抵は、5件同時に資料作成を進めている。

この客観的に目で見て分かる環境が大事なのだ。
時間との勝負であるため、内容を確認する手間が省ける。

一番上の案件を実施したら、その一件資料は別室の書庫に移す。
そして、本棚に別途立て掛けてあるフラットホルダーを一番下の
書類トレイに移す。

そして、他の5件と足並みを揃えるため、ただちに着手する。

5件同時処理は、思っても見ない効果を発揮することがある。
1つの案件に取り組んでいる時、他の案件のヒントを得ることが
あるのだ。

違った視野から眺めると、また別の見方が見つかる。
これをシナジー効果と言うのだろう。

これからも、新たな発想をリアルタイムで得るため、同時処理
をさらに進めて行きたい。

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2011年2月11日 (金)

大船渡ミッション終了

昨日、大船渡市で行って来た足掛け9ヶ月に渡る仕事が終了した。

約100名の方々と共に、学びを共にして来た。
これだけ長期になると、仕事以外でも数々の思い出が出来た。

これまで、大船渡での出来事やその道中でのトピックを
たびたび日記に書いて来たが、今日はその総括をすることとしたい。

まず、やはり何と言っても素晴らしかったのは、豪華客船日本丸の
お別れセレモニーだ。

それは、昨年秋の出来事だった。

夕暮れ迫った岸壁に多数の市民の方々が集まり、日本丸の船長や
乗客の皆さんに対し、寄港に対する感謝の気持ちを込めて一心に
見送った光景。
今も「ボー」という汽笛の音と共に、その光景が瞼に蘇って来るようだ。

なぜ、これ程までに感動したのだろうか。

それは多分、無償の「奉仕」の姿に心が振るえたからではないかと
思っている。

寒い岸壁に、乗客とは縁もゆかりもない市民が集まって見送るのである。
子供もご高齢も方もいた。
そして、彼らが一番声を出してお別れを惜しんでいた。

郷土を愛する気持ちと、この地を訪れた客人を心から歓迎する気持ちの
表れと見た。
単なる商業主義では、あそこまでは演技出来ない。

「日本の心、大船渡にあり」
全国の自治体は、ぜひ大船渡を見本として頂きたい。

ドラゴンレールこと大船渡線も、思い出が深い。

一ノ関と盛を2時間半でつなぐ各駅停車の旅だ。

ドラゴンの背のように線路が湾曲しているのでこの名がついたとのこと。
最初は、2時間半も!という感じだったが、慣れとは恐ろしいものである。
その内、体内時計が自動的に調整されて、最後の頃はあっと言う間に
時間が過ぎ去った。

北上山地の深山幽谷からリアス式海岸に到るほのぼのとした風光明媚な
景色は、心をどれほど癒してくれたか。

その沿線上にある細浦駅で途中下車して行った碁石海岸も、また良かった。
正確に言うと、雷岩を中心とする岸壁と海が織り成す怒涛の迫力が
凄かった。
これは、一見いや一聞に値する。

そして最後に、何と言っても大船渡の方々の人情味の厚さだ。

毎月、2日間があっと言う間に過ぎた。
包まれるようなやさしさに抱かれて、講師の私が気持ちよくして頂いた
ような感じだった。

受講者の皆様、本当にありがとうございました。
そして、事務局の皆様のサポートにもたいへん感謝致します。

またいつか大船渡を訪れ、さらにその良さを満喫したいと思います。
その時まで、しばしのお別れです。

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2011年2月 9日 (水)

電車整備士の素顔

昨日、ホテルにチェックインし、何気なく付けたテレビに釘付けになった。

その番組は、NHK教育の「あしたをつかめ 平成若者仕事図鑑」だった。

後で知ったのだが、今回が268回目の放送。
ずいぶん前から放映されていたのだ。

昨夜は、電車整備士の紹介だった。

主人公は、富山地方鉄道の藤野克也(ふじの かつや)さん。
入社して6年目の若手技術者だ。

電車は大量輸送交通機関なので、一旦事故が起きると大惨事になる
恐れがある。
地方の場合は、生活を支える重要なインフラでもある。

「完璧な安全をめざせ」

その言葉の基に、藤野さんの仕事ぶりが紹介されていた。

どこにでもいる普通の青年。
そんなイメージの方だった。

そして、とてもやさしい眼をしていた。

寒い車庫で、一日中座り続け部品を磨く作業があるかと思えば、
トラブル発生時にはダッシュの連続だ。
静と動が同居する厳しい職場。

しかし、なぜかやさしい眼。

なぜだろうかと考えた。

多分、職人としての仕事の中に、誇りや生きがいを感じている
からではないだろうかと思った。
彼の静かな語り口の中に、しなやかな強さを感じた。

新興諸国に押され、何か元気の感じられない最近の日本。
1億総自信喪失に陥りそうな雰囲気の中で、一筋の光明を見出した
感じがした。

また、素晴らしい若者と出会った。
これからも、この番組を通し多くの若者と出会い、
彼らを心から応援して行きたい。

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2011年2月 8日 (火)

初めての「おやき」

話しには聞いていたが、今日初めておやきを食べた。

大宮駅で新幹線に乗車する前、時間があったのでエキュートを
散策中していた。
そこで、おやきに出会ったのだ。

最初にちらっと目に入った時には、おだんこかと思った。
しかし、それにしては図体がでかい。
そこで、さっそく質問した。

「これは何ですか。」
「信州名物のおやきです。」
「これがおやきですか。何で出来ているのですか。」
「小麦粉とそば粉で出来ています。」
「なるほど。ヘルシーですね。」

いろいろな種類がおいてあった。

かぼちゃ、野菜ミックス、しめじ、粒あん、野沢菜等

カロリー表示もしてあった。
一番低い品が、あざみ(山菜)の147kcal
一番高い品が、粒あんの207kcal

夕食の焼きさば寿しを買った後だったので、カロリーから
考え、1つだけにしようと思ったのだが、皆おいしそうで
迷ってしまった。

「どれもおいしそうですね。」
「丁寧に作らさせて頂いております。」
「そうですか。かぼちゃか粒あんか迷っています。」
「甘いのがお好きなのですね。」
「そうなんですよ。迷ったときは、両方買えば解決しますよね。」
「私共も、そうして頂けるとたいへんありがたいです。」(笑)

ということで、禁じ手を使ってしまった。

新幹線に乗ってから、すぐに頬張ったがおいしかった。
正確に言うと、気づいたらなくなっていたので、味わう暇がなかった。

空腹時に、エキュートに行くのは今後避けよう。
そう思った次第であった。

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2011年2月 7日 (月)

空きペットボトルをビジネスバッグに

いつも、空のペットボトルをビジネスバッグの書類スペースに入れている。

自宅から出張に出る際には、半分位浄化水を入れて出る事もある。
しかし、空のことが多い。

宿泊を伴う場合は、いつもパソコンと体組成計を持参している。
そのため、それだけで結構重たくなるのだ。

その他の重量を減らすためには、いろいろと工夫する必要がある。
空のペットボトルも、その工夫の一環だ。

必要なところで、水を補給している。
出張前に立ち寄ったジムのサロン
駅ホームのウォータークーラー
ホテルロビーの給水機

電車に乗る前や研修会場へ向かう前のタイミングだ。

給水する適当な場所がない場合だけ、自販機やコンビニで買っている。

持ち歩いている空のペットボトルは、コカコーラ社の「からだ巡り茶」だ。
偏平なスリムボトルになっているため、書類スペースにすっきり収まる。

この空ボトルを、実は4個持っている。

水の追加補充が難しい環境下に置かれる場合もあるため、複数持参することもあるのだ。

また、自宅でデスクの上に置いて、水分補給に役立てることもある。

水は、体にとって貴重な資源だ。
また、地球環境にとっても。

大事に使うこととしたい。

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2011年2月 6日 (日)

訪ねたし論語の道

深谷市に「論語の道」という道がある。

この道を、かつて歩いた方の名を渋沢栄一という。
そう、「日本の資本主義の父」と呼ばれた、近代日本史を語る時に
忘れてはならない方だ。

渋沢氏は、論語を生涯の指針とした。
その論語を、いとこである尾高惇忠(おだかじゅんちゅう)に学んだと
伝えられている。

論語を学ぶ際に、自宅から尾高邸まで通った道が、現在「論語の道」と
呼ばれている。
そして、その一帯を「論語の里」と名付け、渋沢栄一記念館を始めとして
数多くの観光スポットを設けている。

昨年、深谷の地を初めて訪れた時、今度ぜひこれらのスポットを
巡り歩きたいと思い、いろいろとアクセス方法を検討した。

実は、深谷駅から少し離れた所にあり、歩いては行けない距離なのだ。

「くるりん」という小型のコミュニティバスが運行してはいるのだが、
1日に2便しか出ておらず、隙間時間を活用することが出来ない。

レンタサイクルも調べたが、駅の周辺にはなかった。

ということで、現在お手上げ状態である。

タクシーを使えば問題は解決するが、そこまでの思い入れは、
残念ながらない。

深谷市では、渋沢栄一誕生の地として、広く深谷市を売り出そうとしている。
駅のフェンスにも、大きな横幕が掲げられている。

だとしたら、この不便さを何とか解消して頂きたいものだ。

それまで、訪問はお預けにしておきたい。

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2011年2月 5日 (土)

「はやぶさ」発見

昨日の朝、北与野駅で電車を待っている時に、緑色の物体が
目の前を通り過ぎた。

もしやと思い見詰めていると、走り去る後部車両に羽根のマークが見えた。

そう、3月5日就航予定の「はやぶさ」だった。

埼京線は、さいたま地区で新幹線と並行して走っているため、
列車がよく見えるのだ。

朝日に照らされた「はやぶさ」は、まさに輝いていた。
今までにない長いロングノーズが、その勇姿を自慢しているかの
ように映った。

時速300kmのスピードとは、どの位の速さなのだろうか。
想像がつかない。
車窓からゆったり景色を眺める等というのとは、世界が違うのだろう。

パンフレットを見ると、グリーン席よりも上級の席が今回導入された。
「グランクラス」である。
車両編成を確認すると、新青森寄りの先頭車両が「グランクラス」のある
車両となっていた。
そして、「グランクラス」は、先頭車両において何と18席しかない。

東京寄りの先頭車両は普通車だが、こちらは29席ある。
しかし、中間車両の100席とは雲泥の差だ。
ロングノーズがいかに場所を取るか、この差が示している。

その他、女性専用トイレ・洗面所が3個所設けられている。
車イス対応大型トイレも2個所ある。
いろいろ配慮がなされている。

しかし、ひとつ残念なことがある。
それは、無線LANが使えないことだ。

ビジネスで使用することを考えた場合、無線LANは既に必需品だ。

東海道新幹線は、東京-大阪間で無線LANが使える。
JR東海に出来て、JR東日本に出来ないことはないと思うのだが、今回は
未対応のままとなった。

ビジネスマンの立場で、快適空間をさらに幅広く考えて頂ければと思う。

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2011年2月 4日 (金)

指し棒とマグネット

研修講師の仕事をしていると、不測の事態に対応するため、だんだんと
持ち物が増えて来る。

しかし、バッグの大きさと持ち運べる重量には限界があるから、自ずと
コンパクトで機能性の高いものを厳選するように知恵が働いて来る。

指し棒は、先方で用意されているのが普通だが、場合によっては
レーザーポインタだけで、指し棒が用意されていないケースもある。

私もレーザーポインタは、パワーポイントを無線で遠隔操作出来る機能付き
の高性能のものを持ってしているが、どうも好きになれない。

やはり、体と腕を動かし指し棒を使ってポイントを指し示すことにより、
皆さんの関心が集まるような気がするのだ。

よって、指し棒はいつもバッグに入れて持参している。

しかし、だんだんくたびれて来たこともあり、このたび新調した。
カウネットで、やや大き目だがスリムな全長89cmの折りたたみ式のものを
購入した。

先日、初めて使ったが、なかなかよかった。
長さ、重量とも、手にしっくり行く感じがした。
この感覚が大事なのだ。

また、カウネットで購入する際、マグネットも一緒に注文した。
小型だが、一番強力と言われているネオジウム磁石で出来た優れものだ。

これは、既に12個持っていたが、さらに12個買い足した。

発表用の模造紙を貼り出す際、磁石が用意されていないこともある。
先日もなかったため、この磁石が活躍した。

そのときは、3班しかなかったため、12個で足りた。
しかし、最大で6班になることもあるため、補充したのだ。

これ以上の班数になると、模造紙での発表は貼り出す場所と時間の
関係で難しくなる。

探せば、いろいろな便利なツールがあるものである。
まだ、私の知らないものもたくさんあるだろう。

これからも、楽しみながら探して行きたい。

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2011年2月 3日 (木)

一滴の波紋

前日泊まったホテルの大浴場で、深夜寝る前に入った湯船の中での出来事。

誰もいない風呂で、ぼんやりしながら湯に浸かっていた。

そうしたら、天井から一滴の水滴が湯面に落ちて来た。

音も立たず、全く無音の世界だ。

じいと見ていると、その水滴が波紋となって周囲に広がって行った。

そして、また一滴。

同じ動きが、その後何度も繰り返された。

いつもだったら、何気なく見過ごす出来事だが、その日は違った。
何かに吸い寄せられるように見入ってしまったのだ。

「悠久の時間の流れ」

広がって消えて行く波紋の向こうに、果てしない時間の広がりを
感じたのかもしれない。

このような感覚に陥るのは、久しぶりだった。

「忙中閑あり」

忙しい中だからこそ、この一瞬の出来事が新鮮に映ったのかもしれない。

至福の時間を、一人ゆっくり味わった。

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2011年2月 2日 (水)

バランスと勇気

昨日の日経新聞スポーツ欄に、サッカーアジア杯を制したザッケローニ監督
についての記事が掲載されていた。

監督が目指したもの、それは「バランスと勇気」だったと記載されていた。

バランスとは、選手の起用やポジション取りを適時適切に行うことを、
ここでは意味していた。

確かに、相手選手との間合いを見極め選手を交代させたり、守備位置を
変更したりしていた。

また、負傷した選手に代わり、これまで実績の薄かった控えの選手を
思い切ってベテランと共に戦わせる采配も見せた。

これらは、日頃から選手をよく観察していないと下せない判断だ。
それも顕在能力だけでなく、潜在能力も含めその選手の可能性を見出せて
いないと、めりはりのある判断が下せない。

この辺の話しは、一般の会社における管理者の職場マネジメントにおける
行動とまさに同じだ。
職場目標の達成を目指しながら、部下を育成する場面において、
同じ判断や行動が求められる。

しかし、サッカーの監督の場合は、さらにシビアな局面に置かれる。
戦いの場が、一般の職場と違い1回しかないことだ。
勝たないと、評価は一気に凋落することになる。

ここで試されるのが、「勇気」だ。

最後は、選手の能力を信じることに託される。

監督の選手を信じる心が選手に伝わった時、選手は力以上の力を発揮する
ことになるのではないだろうか。

そのためにも、日頃からの監督と選手の間の信頼関係を、強固なものに
しておく必要がある。

ザッケローニ監督は、その日頃からの信頼関係構築にも、かなり力を
入れていたようだ。
来日してまだ日が浅いが、心して選手と接していたのではないだろうか。

選手の一人が、こう言っていたと紹介されていた。

「ザッケローニ監督は、とても日本的だ。」と

日本の持つ相手を思う心と、イタリアの持つ攻撃的守備体系が、
うまく噛み合って機能したのが、今回のアジア杯優秀に寄与したのでは
ないだろうか。

今後のワールドカップに向けてのチームの活躍が、ますます楽しみに
なって来た。

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2011年2月 1日 (火)

発生生物学者の眼

日経ビジネス最新号の「有訓無訓」に面白い記事が掲載されていた。

発生生物学者の誰もが抱くであろう疑問と考察だ。

その疑問とは、「生命とは何か」。
そして、そこから更に、「人間の尊厳とは何か」という根本的な
疑問に発展する。

その疑問に答えるためには、歴史や文化等幅広い教養と深い知識が
必要と書かれていた。

記事の著者は、浅島(あさしま)東京大学名誉教授。
幹細胞工学研究センター長を兼務されている。
幹細胞と言えば、どの臓器にもなるiPS細胞で有名となった細胞である。

細胞を深く研究していると、生命の根源について考えざるを得なくなる
と述べられていた。
そして、考え抜いて物事の本質を見極めるには、時間も必要だと。

ここで、ゲーテの例を挙げられていた。

ゲーテは詩人として有名だが、同時に動植物学者でもあった。
その証拠に、哺乳類の精密な点描画が、数多く残っている。
そして、絵を描きながら、生命につき深く考察したのだろうと。

我々がゲーテの詩に心が揺さぶられるのは、彼が時間をかけて
生命に対する奥深さを見て来たからではないかと推察されていた。

我々はこれまで、効率重視の生活を営んで来た。
じっくり考えることを排除し、結果を素早く出すことだけに
邁進して来た。

これはこれで必要だと思うが、これだけでいいのだろうか。
じっくり見つめることで、初めて見えて来るものもある。
大事だと思った点は、時間をかけて探求する懐の深さが必要だ。

しかし、その際ただ見つめているだけでは物足りない。
あらゆる観点から考察を深めることが大事だ。
なぜなら、万物はどこかで関係し合っているため、全く違う切口から
見た場合、見逃していた解決のヒントを得ることが出来るからだ。

これからも、引き続き好奇心を持ち続け、「なぜだろうか」という
問い掛けを自らに発し続けたい。

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