4ステージで堪能
先日、1日で4回の研修の仕事を行った。
各回とも、もちろん受講者の顔ぶれは変わる。
その上、内容もだ。
人事評価がテーマだったが、一般の方、1次評価者、2次評価者
と役割が違えば、話しをする力点も変わって来る。
単なる制度の説明ならば、関係する説明箇所のメリハリを
付けることで済む。
しかし、何のために評価を行うのかという意味に踏み込むと、
それぞれの立場に立ったメリットを強調する必要がある。
それも目先の利益ではなく、長いスパンの中で得るものの話し
になると尚更だ。
ここまで来ると、いろいろな知識やものの捉え方・考え方、
仕事や人生の意義まで造詣を深めていないと話しが出来なくなる。
それも、その時に来ている受講者のレベルや状態に合わせ
話しを適宜組み替えるとなったら、さらに広い見識が
要求される。
こうなると、仕事の場が、まさに自分自身の修行の場と化す。
うまく伝わったなと思う時もあれば、伝えきれずに落胆する
こともある。
それらは、受講者の方々の顔を見ていれば分かる。
一斉に目がこちらに向けられる。
または、多くの方が下を向いている。
あるいは、反応がまちまち。
その度に、手を変え品を変えて対応する。
それらの時によく思うのだが、小手先の小技で対応することは
やはり出来ないなという事だ。
正面からぶつかって行く。
体当たりの角度を、少し変えて行くという感覚だ。
今後も深く物事を捉え、真摯に訴えかけて行くこととしたい。
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