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2011年9月 8日 (木)

4ステージで堪能

先日、1日で4回の研修の仕事を行った。

各回とも、もちろん受講者の顔ぶれは変わる。
その上、内容もだ。

人事評価がテーマだったが、一般の方、1次評価者、2次評価者
と役割が違えば、話しをする力点も変わって来る。

単なる制度の説明ならば、関係する説明箇所のメリハリを
付けることで済む。

しかし、何のために評価を行うのかという意味に踏み込むと、
それぞれの立場に立ったメリットを強調する必要がある。

それも目先の利益ではなく、長いスパンの中で得るものの話し
になると尚更だ。

ここまで来ると、いろいろな知識やものの捉え方・考え方、
仕事や人生の意義まで造詣を深めていないと話しが出来なくなる。

それも、その時に来ている受講者のレベルや状態に合わせ
話しを適宜組み替えるとなったら、さらに広い見識が
要求される。

こうなると、仕事の場が、まさに自分自身の修行の場と化す。

うまく伝わったなと思う時もあれば、伝えきれずに落胆する
こともある。
それらは、受講者の方々の顔を見ていれば分かる。

一斉に目がこちらに向けられる。
または、多くの方が下を向いている。
あるいは、反応がまちまち。

その度に、手を変え品を変えて対応する。

それらの時によく思うのだが、小手先の小技で対応することは
やはり出来ないなという事だ。

正面からぶつかって行く。
体当たりの角度を、少し変えて行くという感覚だ。

今後も深く物事を捉え、真摯に訴えかけて行くこととしたい。

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