歌の翼に乗って
先々週、イタリアオペラのレッスン時に、先生から今習っている
曲を、YouTubeで聴くことを進められた。
「ペルラグロリアダドラルビ」を、ルチアーノ・パヴァロッティの歌声で、
「ジャイルソレダルガンジス」を、ホセ・カレーラスの歌声で
何回も聴いた。
やはり、世界三大テノールと言われた方々の歌は違う。
歌の表現が、とてつもなく奥深い。
テクニックは言うまでもなく、その曲想の豊かなこと。
ちなみに、もう1人の世界的テノールは、プラシド・ドミンゴである。
何回も聴いて、その上で自分なりに曲を解釈し、何度も歌い直した。
もっと大らかに、もっと自由に、もっと豊かに。
歌を歌う技術はすぐには上達が難しいと思うが、感じる心を鍛え
ありのままに表現することは可能だ。
それがどういう評価を受けようと、自分なりの道を目指したい。
先週のレッスン時に、練習の成果を先生の前で披露した。
とても褒めて頂いた。
先々週までと、全く違うと。
でも、自分では、まだイメージ通りに歌えてはいない。
高音にところで、喉が締まってしまい、声が途切れてしまうのだ。
これは、前の曲の時もそうだった。
先生に素直にその事を打ち明けた所、喉を緩めるトレーニング方法を
教えて頂いた。
前にも行った事があると聞いたが、すっかり忘れていた。
先生と、試しに再度そのトレーニングをして見た所、思いどおりに
近い声を出すことが出来た。
そうか、そう言う事だったのか。
前に行っていた練習の意味が、やっと分かった。
まさに、スパイラルアップである。
歌の翼に乗って、果てしない宇宙の彼方まで飛んで行きたい。
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