紙で出来たクシ
トコヤのQBハウスに行くと、今日の自分の散髪で使ったクシを、
希望すれば頂けることになっている。
このクシ、結構重宝している。
クシを掃除する必要がない。
汚れがたまる頃、また散髪に行くからである。
そして、驚くことにこのクシは、紙で出来ている。
だから、そのまま「燃えるゴミ」で出せるのだ。
一見すると光沢があり、プラスチックで出来た普通のクシと
全く見分けが付かない。
多分、防水の利いたコーティングをしてあるのだろう。
しかし、難点もある。
少し力を加えると、すぐにクシの歯が欠けてしまうのである。
でも、実害はない。
これは、ご愛嬌と捉えている。
QBハウスの経営は、このクシに代表されるように、経営の
エッセンスが凝縮されている。
必要な機能に特化し、ムダを排している。
客を絞り、設備とサービスを特化し、単価を抑えている。
ヒト、モノ、カネの全ての面で、考え抜いている。
そして何よりも有難いのが、客の「時間」という貴重な資源を
最も大事にしてくれているという点だ。
敢えて考えると、クシもそのエッセンスのひとつかもしれない。
「掃除する時間を省き、どこにでも捨てられる。」
小さな工夫が、こうした何気ない点に表れている。
今後も、紙で出来たクシを使って行くこととしたい。
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