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2011年10月19日 (水)

「勝負哲学」

面白いタイトルの本を見つけた。

将棋の羽生氏とサッカー元監督の岡田氏の対談を本にまとめたものだ。

まだ半分位しか読んでいない。
しかし、その対談の質の高さは、かなりのレベルだ。

この対談、いくつかの観点から比較すると、たいへん興味深い。

「個人戦」である将棋×「団体戦」であるサッカー
室内競技×野外競技
攻守交代あり×攻守交代なし
プレイヤー×マネージャー
静×動

それらの相違点だけではなく、お二人によって共通点が
あぶり出されていた部分が、たいへん参考になった。

例えば、「幅広い集中力」

広さと集中は、一見対立概念のように思う。
しかし、高い次元では両者は相互補完関係となり、そこに
相乗効果が生まれると。

将棋では、この捉え方が「大局観」に繋がるとされていた。
サッカーでは、中田英寿選手の「目が頭の後ろにも付いている」という
表現に表れていた。

その道を極めた方々の見る目は、実に鋭い。
そして、同時に深い。

引き続き、味わいながら読んで行く事としたい。

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