「何も与えない農法」
日経ビジネスの「有訓無訓」に、リンゴ農家の木村秋則氏の
談話が掲載された。
今や有名人となった木村氏。
数年前に、著書を読ませて頂いた。
出演されたテレビも、視聴させて頂いた。
そして、今回の記事。
話しをお伺いする度に、気づかされる事がある。
木村氏は、リンゴを自然の生活に戻した。
いや、正確に言うと、リンゴの木を取り巻く生態系を
本来の自然の状態に戻した。
行った事はそれだけ。
その結果、どうなったか。
8年の時を経て、リンゴは本来の実を実らせた。
その味は、今、「奇跡のリンゴ」と称されている。
我々人間に置き換えて考えて見ると、どうなるだろうか。
都会の生活に毒され、本来の人間の営みから離れた生活をしている我々。
その自分を、本来の生活に戻す。
私の場合は、それが奄美での生活だ。
無農薬で栽培された、採れたての野菜を食べる。
新鮮な空気を、肺一杯に吸い込む。
そして、母なる海で生命の息吹に触れる。
その結果、どうなったか。
不思議な程、体調が良くなる。
体組成計の数字は、実に正直だ。
自然に戻る事が、いかに大切か。
ずっとは無理にしても、自分で意識して自然に触れる機会を
少しでも作るように心掛けたい。
木村氏は、「何も与えない」のではなく、一番大事なものを与えたのだと思う。
私も周りに、一番大事なものを提供して行きたいと思う。
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