「トラッドジャパン」から学ぶこと
今年の10月から、NHK教育の英語番組「トラッドジャパン」を
視聴している。
これが、なかなか勉強になる。
日本の伝統的なものを、英語で説明するという少し高度な
内容なのだが、改めて日本を知る意味で、たいへん
興味深い構成となっている。
人に分かり易く説明するには、少なくとも3倍の知識が
必要と言われている。
増してや、相手が外国の方々だったら、さらに深い理解と
相手の価値観をも考慮に入れる必要がある。
想定の相手は、欧米の方々となっているようだ。
合理性とキリスト教文化を背後にした方々に、日本の
精神文化を伝えるのは、やはり至難の技と思う。
例えば、10月以降のテーマは、以下の通り。
出雲大社、浮世絵、菊、能、だし
永平寺、鯛、銭湯、柔道
これらを英語で説明するのである。
その前に、理解そのものが出来ているかの方が問題である。
いつも、講師である江口先生の造詣の深さに驚いている。
これは、日頃から意識していないと、ポイントを把握
出来ないだろう。
やはり、好奇心をいつも持ち、「なぜ」を自分に向けて
発っし続ける事が大事だと思う。
この絶え間なき研鑽から、味のあるリベラルアーツ(一般教養)が
磨かれて来るのだろう。
「トラッドジャパン」は、私にとっては単なる語学番組ではなく
日本を知り直すとてもいいきっかけとなっている。
これからも、引き続き視聴して行きたい。
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