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2011年11月15日 (火)

本田圭佑の「信じる力」

「こんな芯の強いやつは見た事がない。」

これが、本田圭佑選手に対する私の率直な見方だ。

本田選手とは、言わずと知れた今や日本を代表するサッカー選手。
今期は、8月に受けた右膝半月板損傷で、戦列を離れた。

「今回の怪我は、チャンスだと思っている。遠い先の自分を見る
いい機会だ。」

そんな事を言って居た。
あくまでも、弱気を吐かない。

これは、昨日のNHK総合「プロフェッショナル仕事の流儀」でのインタビュー
に答えた内容。

強い精神力は、これまでの幾多の挫折から這い上がって来た中で
培われて来た。

中学時代、足が遅く所属していたガンバ大坂でユースへ昇格出来なかった。
移籍したオランダでも、活躍出来ずチームが2部落ちを経験した。
そして、今回の怪我。

その度に彼を支えて来たのは、自分を「信じる力」。

「信じる事は希望。信じられなくなった時、希望の光は見えなくなる。
その時に、いかに自分を信じる事が出来るか。
信じると言うのは、本当に、希望そのものですよね。」

極限に置かれた時、誰も助けてはくれない。
自分を信じ、自分で乗り切るしかないのだ。

それを、彼は僅かだけれと確かな「希望」を見出し、自分の可能性を
信じる中で、自分を鍛えて来た。

この点は、我々も大いに見習うべき点だろう。
スタイルは何でもいい。

「信じる者は救われる」と言う言葉がある。
神を信じる前に、ぜひ自分を信じ、倒れるまで努力を重ねる事だ。

勝利の女神は、その時、初めて微笑んでくれるかも知れない。

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