本田圭佑の「信じる力」
「こんな芯の強いやつは見た事がない。」
これが、本田圭佑選手に対する私の率直な見方だ。
本田選手とは、言わずと知れた今や日本を代表するサッカー選手。
今期は、8月に受けた右膝半月板損傷で、戦列を離れた。
「今回の怪我は、チャンスだと思っている。遠い先の自分を見る
いい機会だ。」
そんな事を言って居た。
あくまでも、弱気を吐かない。
これは、昨日のNHK総合「プロフェッショナル仕事の流儀」でのインタビュー
に答えた内容。
強い精神力は、これまでの幾多の挫折から這い上がって来た中で
培われて来た。
中学時代、足が遅く所属していたガンバ大坂でユースへ昇格出来なかった。
移籍したオランダでも、活躍出来ずチームが2部落ちを経験した。
そして、今回の怪我。
その度に彼を支えて来たのは、自分を「信じる力」。
「信じる事は希望。信じられなくなった時、希望の光は見えなくなる。
その時に、いかに自分を信じる事が出来るか。
信じると言うのは、本当に、希望そのものですよね。」
極限に置かれた時、誰も助けてはくれない。
自分を信じ、自分で乗り切るしかないのだ。
それを、彼は僅かだけれと確かな「希望」を見出し、自分の可能性を
信じる中で、自分を鍛えて来た。
この点は、我々も大いに見習うべき点だろう。
スタイルは何でもいい。
「信じる者は救われる」と言う言葉がある。
神を信じる前に、ぜひ自分を信じ、倒れるまで努力を重ねる事だ。
勝利の女神は、その時、初めて微笑んでくれるかも知れない。
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