ニット帽あれこれ
先日奄美に行った時、ダイビングインストラクターの皆さんが
お揃いで色違いのニット帽を被っていた。
「それ暖かそうですね。」
「お客様のOさんが、編んで来てくれたのです。」
何と手編みのニット帽である。
それも、防水加工がしてある毛糸。
Oさんご自身も、お揃いのニット帽を被っていた。
この時期、海に出てボートを走らせると、風が身に染みる。
そしてそれ以上に、ダイビングした後、船上で休憩している時、
濡れた髪の毛が寒さを呼ぶ。
「いいな、Oさん、私にも編んで下さい。」
と、思わずお願いしたくなったが、これは厚かましいと言うもの。
何せ、今回初めて会ったばかりの方だ。
でも、快適な様子を見るにつけ、何とか入手したいと思った。
まずはネットで検索した。
しかし、良さそうな品は、全て売り切れていた。
その時、Oさんが言った言葉が、甦って来た。
「100円ショップにも売っている程度の作品ですよ。」
これは謙遜した言葉だと思った。
それに、風雨に曝されたら、100円の商品では、すぐにダメに
なるだろうと思って、候補から外していた。
しかし、ここまで来たら、背に腹は変えられない。
近所のダイソーに行って見たら、あった。
「男の防寒」というシリーズ名で、黒いニット帽が。
被って見たら、ちょうどいい大きさ。
でも、生地が薄く簡単に伸びて仕舞いそう。
しかし、まあ一冬、2月頃まで持てばよしとするか。
と言う事で、取り急ぎ買い求めた。
帽子も使い捨ての時代かと、珍しく感傷的になった。
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