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2011年12月 1日 (木)

ニット帽あれこれ

先日奄美に行った時、ダイビングインストラクターの皆さんが
お揃いで色違いのニット帽を被っていた。

「それ暖かそうですね。」
「お客様のOさんが、編んで来てくれたのです。」

何と手編みのニット帽である。
それも、防水加工がしてある毛糸。

Oさんご自身も、お揃いのニット帽を被っていた。

この時期、海に出てボートを走らせると、風が身に染みる。
そしてそれ以上に、ダイビングした後、船上で休憩している時、
濡れた髪の毛が寒さを呼ぶ。

「いいな、Oさん、私にも編んで下さい。」
と、思わずお願いしたくなったが、これは厚かましいと言うもの。
何せ、今回初めて会ったばかりの方だ。

でも、快適な様子を見るにつけ、何とか入手したいと思った。

まずはネットで検索した。
しかし、良さそうな品は、全て売り切れていた。

その時、Oさんが言った言葉が、甦って来た。

「100円ショップにも売っている程度の作品ですよ。」

これは謙遜した言葉だと思った。
それに、風雨に曝されたら、100円の商品では、すぐにダメに
なるだろうと思って、候補から外していた。

しかし、ここまで来たら、背に腹は変えられない。

近所のダイソーに行って見たら、あった。
「男の防寒」というシリーズ名で、黒いニット帽が。

被って見たら、ちょうどいい大きさ。
でも、生地が薄く簡単に伸びて仕舞いそう。

しかし、まあ一冬、2月頃まで持てばよしとするか。

と言う事で、取り急ぎ買い求めた。
帽子も使い捨ての時代かと、珍しく感傷的になった。

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