いかに生きるか
元日の夜遅く、田坂広志氏の新著「いかに生きるか」を1人静かに読んだ。
田坂氏は、東日本大震災後、内閣官房参与に任命され、原発事故対策等に
取組まれた。
本書には、その時の経験を踏まえ、改めて我々日本人が今後どのように
生きればよいかが示されていた。
起こった事実に「意味」を感じる。
「共感」を抱く大事さ。
「働く」とは、傍(はた)を楽(らく)にすること。
「企業」は、本業を通じて社会に貢献する。
「志」とは、己一代では成し遂げ得ぬほどの素晴らしき何かを、
次の世代に託する祈りのこと。
「鎮魂」、それは思いを定めること。
「希望」とは、過去を深く省みることにより、現在を変えて行く先にある。
必ず、終わりがやってくる人生。
豊かな意味に満ちた人生を歩んでみたい。
いずれ、一回限りの人生。
悔いの無い人生を歩んでみたい。
そして、いつ終わるか分からない人生。
一日一日を慈しみながら、歩んでみたい。
素晴らしい言葉が、綴られていた。
詩のように書かれたひとつひとつの言葉が、身に浸み入って来るようだ。
我々は、日本人が持っていた本来の感性を、改めて取り戻す時期に
来たのだろう。
原点回帰
もう1度原点に戻り、再出発する事を求められている気がする。
これは、ある意味勇気の要る事だが、今がその百年の計を考える時
なのだと思う。
まさに、1人ひとりの生き方が問われている。
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