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2012年1月 2日 (月)

いかに生きるか

元日の夜遅く、田坂広志氏の新著「いかに生きるか」を1人静かに読んだ。

田坂氏は、東日本大震災後、内閣官房参与に任命され、原発事故対策等に
取組まれた。

本書には、その時の経験を踏まえ、改めて我々日本人が今後どのように
生きればよいかが示されていた。

起こった事実に「意味」を感じる。
「共感」を抱く大事さ。
「働く」とは、傍(はた)を楽(らく)にすること。
「企業」は、本業を通じて社会に貢献する。
「志」とは、己一代では成し遂げ得ぬほどの素晴らしき何かを、
次の世代に託する祈りのこと。
「鎮魂」、それは思いを定めること。
「希望」とは、過去を深く省みることにより、現在を変えて行く先にある。

必ず、終わりがやってくる人生。
豊かな意味に満ちた人生を歩んでみたい。

いずれ、一回限りの人生。
悔いの無い人生を歩んでみたい。

そして、いつ終わるか分からない人生。
一日一日を慈しみながら、歩んでみたい。

素晴らしい言葉が、綴られていた。

詩のように書かれたひとつひとつの言葉が、身に浸み入って来るようだ。

我々は、日本人が持っていた本来の感性を、改めて取り戻す時期に
来たのだろう。

原点回帰

もう1度原点に戻り、再出発する事を求められている気がする。
これは、ある意味勇気の要る事だが、今がその百年の計を考える時
なのだと思う。

まさに、1人ひとりの生き方が問われている。

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