落雁の贈り物
先日、ある自治体で研修を行った際、受講者の中に保育園の
園長先生が数名参加されていた。
1日単位の研修を2日間で2回行ったのだが、昼休みの休憩時間に
何かと気を遣って頂き、いろいろな差し入れをしてくれた。
「ありがとうございます。疲れた脳には、やはり甘い物ですよね。」
「そうそう。でも私達は頭ではなく、体に必要なんですけどね。」
そう仰って笑い合う顔が、まさに疲れを取ってくれた。
頂いた物はチョコや飴が多かったが、特に美味しかったのが
落雁(らくがん)だった。
ご存知、和菓子の代表格のお菓子。
いちょうの葉、松葉、紅葉した楓の葉と枝
これらのお菓子が、小振りのビニール袋に入っていた。
「これ、綺麗ですね。それにとても上品な甘さです。」
「気に入って頂けましたか。」
「もちろん。注文して作って頂いたのですか。」
「そうなんです。ある会合のために竹翁堂(ちくおうどう)という
当地では有名な老舗に作って頂きました。その余りです。」
「そうですか。そういう余りは大歓迎です。」
保育園の園長先生方は、皆さんとても明るい。
そして気配りが行き届いている。
その上、素直だ。
分からない事は、演習で回っている時、どんどん個別に質問して来る。
これらは、とてもいい事だ。
現場でも、きっとお互いにそのように行動して子供達の成長を
支えてくれているのだろう。
現場で体を張って働く皆さんには、本当に頭が下がる思いだ。
これからも、頑張って下さい。
心から応援しています。
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