「アスリートの魂」三浦知良選手
先週の1/7(土)、NHK総合「アスリートの魂」が、放送枠を拡大して
サッカー三浦知良選手の特集を放映した。
彼は、プロを夢見て、高校1年生の時に中退し、単身ブラジルに渡った。
そう、彼のプレーの原点は、ブラジルにあるのだ。
彼は、そのブラジルの永住権を取得している。
日本とブラジルのかけ橋になりたいと考えたからだそうだ。
そして、昨年12月、その権利を更新するために、久しぶりにブラジルを訪ねた。
カメラは、その様子を追いかけていた。
ブラジルの方々は、30年近く経った今も、三浦選手を忘れてはいなかった。
彼が来たと言う事を聞きつけて、マスコミが何社も取材に来ていた。
もちろん、かつてのファンの方々も。
そして、感慨深かったのが、プロを目指して共にがんばった同僚の方
との再会だった。
その方は、結局プロにはなれなかった。
しかし、いやだからこそ、三浦選手の成功を心から喜んでいた。
そして、三浦選手は、かつて受けた恩を忘れていなかった。
忙しい合間を縫って、彼に会いに行き、改めて感謝の言葉を伝えたのだ。
彼がそして彼の家族が三浦選手を支えていなければ、彼は失意で
日本に帰国していたかも知れない。
国籍を越えて、支え合い讃え合う二人。
ジーンと来た瞬間だった。
そう言う苦しい経験が、そして楽しい経験が、三浦選手を育てて来たのだ。
44歳にして、今もなお第一線で走り続ける"キング・カズ"こと三浦知良選手。
"どんな時でも腐らない"底抜けに明るい性格と、どこまでもポジティブな考え方。
すべてがカズの魂へと通じている。
その源は、ブラジル・サンパウロにあったのだ。
かつてのチームメイトが、彼に質問していた。
「何歳まで、サッカーを続けるつもりだ。」
「50過ぎまで、続けたい。」
彼ならば、可能かも知れない。
サッカーに対する飽くなき情熱と向上心。
そして、そのために行っている、過酷なまでの体調管理。
「続ける事が、最も大事なんだ。」
最後に、胸に響く言葉を頂いた。
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