越後銘菓「河川蒸気(かせんじょうき)」
現在滞在している新潟市で、再び美味しいものに出会った。
それが、越後銘菓「河川蒸気(かせんじょうき)」。
でも、これは自分で探し出したものではない。
受講者の方から伺ったのだ。
「当地では、何が美味しいお菓子で有名ですか。」
「いろいろありますが、河川蒸気がお勧めです。」
河川蒸気とは、変わった名前。
そんな事を思いながら、帰宅途中、駅前の店に行ってみた。
『第25回全国菓子大博覧会 会長賞受賞』
テレビの「シルシルミチル」でも、紹介されたとあった。
さっそく、試食用として1個買い求めた。
外は、黒糖風味の蒸しカステラ。
中には、小豆が入った薄い紫色のクリームが入っていた。
とてもマイルドで優しい味。
甘さも抑え目で、飽きの来ない味となっていた。
興味が沸いたので、ネットで「河川蒸気」の意味を調べた。
明治から昭和初期にかけて、蒸気船が交通機関として
河川を往来していたとの事。
当時の大きな音を立てて走る蒸気船は、新潟の経済・文化の
象徴だった。
これにあやかり、最初「蒸しどらやき」という名前だった
ものを、原材料を改良した際に「河川蒸気」に改めたとの事。
ひとつのお菓子にも、いろいろな歴史が刻まれていると
いう訳だ。
今後も、各地の銘菓を、味わいながら頂いて行きたい。
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