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2012年3月 3日 (土)

越後銘菓「河川蒸気(かせんじょうき)」

現在滞在している新潟市で、再び美味しいものに出会った。

それが、越後銘菓「河川蒸気(かせんじょうき)」。

でも、これは自分で探し出したものではない。
受講者の方から伺ったのだ。

「当地では、何が美味しいお菓子で有名ですか。」
「いろいろありますが、河川蒸気がお勧めです。」

河川蒸気とは、変わった名前。
そんな事を思いながら、帰宅途中、駅前の店に行ってみた。

『第25回全国菓子大博覧会 会長賞受賞』

テレビの「シルシルミチル」でも、紹介されたとあった。

さっそく、試食用として1個買い求めた。

外は、黒糖風味の蒸しカステラ。
中には、小豆が入った薄い紫色のクリームが入っていた。

とてもマイルドで優しい味。
甘さも抑え目で、飽きの来ない味となっていた。

興味が沸いたので、ネットで「河川蒸気」の意味を調べた。

明治から昭和初期にかけて、蒸気船が交通機関として
河川を往来していたとの事。

当時の大きな音を立てて走る蒸気船は、新潟の経済・文化の
象徴だった。

これにあやかり、最初「蒸しどらやき」という名前だった
ものを、原材料を改良した際に「河川蒸気」に改めたとの事。

ひとつのお菓子にも、いろいろな歴史が刻まれていると
いう訳だ。

今後も、各地の銘菓を、味わいながら頂いて行きたい。

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