「常在戦場」
「常在戦場」
山本五十六の昭和10年4月の揮毫である。
昨日、この言葉と出合った。
新潟からの帰りに長岡に立ち寄り、山本五十六記念館に
出向いたのだ。
歩道の両側に除雪して積み上げられた雪を見上げながら
駅から徒歩で向かった。
途中でこの道でいいのか不安になったため、店の表に出て居た
若主人らしき方に尋ねた。
「山本五十六記念館は、この先でしょうか。」
「そのとおりです。」
「有難うございます。」
「ところで、生家はご存知でしょうか。」
記念館に行くまでに、生家があると教えてくれた。
嬉しい情報提供だった。
生家は、小さい山本記念公園の中に建っていた。
公園は雪に埋もれて見えない。
ひっそりたたずむ無人の生家で、この言葉に
出合った。
居間に掲げられていた。
この言葉は、越後長岡藩に伝わる言葉。
「治において乱を忘れない。武士は戦時における生活様式を、
平時においてもそのまま維持し、我が身を律するべし。」
この常在戦場の精神は庶民にも波及し、日頃から無駄を省き
困難に耐える心を養ったと言われている。
また、生き抜くため、創意工夫と斬新な行動をする気質も
作り上げたとの事。
山本五十六が、まさにこの生き方を体現している。
私も、かく在りたいと思った。
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