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2012年3月 4日 (日)

「常在戦場」

「常在戦場」

山本五十六の昭和10年4月の揮毫である。

昨日、この言葉と出合った。

新潟からの帰りに長岡に立ち寄り、山本五十六記念館に
出向いたのだ。

歩道の両側に除雪して積み上げられた雪を見上げながら
駅から徒歩で向かった。

途中でこの道でいいのか不安になったため、店の表に出て居た
若主人らしき方に尋ねた。

「山本五十六記念館は、この先でしょうか。」
「そのとおりです。」
「有難うございます。」
「ところで、生家はご存知でしょうか。」

記念館に行くまでに、生家があると教えてくれた。
嬉しい情報提供だった。

生家は、小さい山本記念公園の中に建っていた。
公園は雪に埋もれて見えない。

ひっそりたたずむ無人の生家で、この言葉に
出合った。
居間に掲げられていた。

この言葉は、越後長岡藩に伝わる言葉。

「治において乱を忘れない。武士は戦時における生活様式を、
平時においてもそのまま維持し、我が身を律するべし。」

この常在戦場の精神は庶民にも波及し、日頃から無駄を省き
困難に耐える心を養ったと言われている。
また、生き抜くため、創意工夫と斬新な行動をする気質も
作り上げたとの事。

山本五十六が、まさにこの生き方を体現している。

私も、かく在りたいと思った。

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