« 家族でジムで大満足 | トップページ | 15回目の奄美 »

2012年4月16日 (月)

スターバックスコーヒーの秘密

先週、久しぶりにカンブリア宮殿を見た。

以前からスターバックスコーヒーの会長兼CEOである
ハワード・シュルツ氏に興味を持っていたのだ。
今回は、彼が主役。
ぜひ見なければと、楽しみにしていた。

私自身は、スターバックスは余り利用しない。
いつも混んでおり、私にとっては快適空間と言い難い。
それに、コーヒーより、おいしい水の方が好きだ。

しかし、今や売上高1兆円の世界的企業。
58の国と地域で1万7千店を持つ世界最大のコーヒーショップ。
それを、僅か30年で創り上げた男。
それが、ハワード・シュルツ氏だ。

「事業の目的は、お客の財布からお金を取ることではない。」
「お客との関係を確立させること、それが大事。」
「居心地のいい空間、それが世界に広がって行くと直感した。」

司会である村上龍氏の「理想の会社とは」の質問に、以下のように
答えていた。

「良心と魂を持った会社」
「しかし、私は理想主義者ではなく現実主義者。」
「ただ、理想を現実的に追っているだけ。」
「それは、利益追求と同時に、社会貢献も行うと言う事。」

これは、どこかで聞いた言葉だ。

そう、渋沢栄一が「論語と算盤」で説いていた考え方と同じだ。
倫理と経済は両立する、いや両立させなければならない。

さらに遡ると、孔子そのものの考えとも一致する。
東洋的な考え方の持ち主だったのだ。

そのため、アメリカには珍しく、従業員をとても大事にしている。
健康保険制度とストックオプション制度(自社株購入権)がその象徴。
それも、週40時間以上働くアルバイトまで対象としている。

これから、経営者に何が求められるのか、改めて確信した。
そして、それは、個人についても言える。
なぜならば、個人は自分という会社を経営する代表者だから。

これからも、スターバックスに注目して行きたい。

|

« 家族でジムで大満足 | トップページ | 15回目の奄美 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: スターバックスコーヒーの秘密:

« 家族でジムで大満足 | トップページ | 15回目の奄美 »