中国古典と共に
仕事の関係で、今年に入って中国古典を研究し直している。
「孫子の兵法」「論語」「三国志」
この3つだ。
総てが、それぞれ特徴を持ち、深い内容。
これらを自分なりに咀嚼して、研修プログラムに落とし込む
事を求められている。
中国文学者を目指す訳ではないので、詳細な分析は不要。
しかし、それらのエッセンスを抽出し、研修目的に
沿った言葉を抽出するのは、至難の業だ。
先週末、やっと「孫子の兵法」と「論語」の研修骨子が
まとまった。
「孫子の兵法」は、戦略とマネジメントの側面、
「論語」は、意思決定とキャリアの側面からまとめた。
「三国志」はこれからだが、戦術とヒューマンスキルの側面から
検討を進めたいと思っている。
研究していて思った事は、これらは読み手の力量が
試されるという事。
何度も読み直し、その度に熟考し、何か真理なのか探求する
事を求められる。
そう言う意味では、これで終わりという事がない。
これから、また数ヶ月かけて、テキストを作成する事となる。
この段階で、また悩む事になるだろう。
僅か数日の研修のために、半年以上の時間を費やす。
しかし、私は感謝している。
このような機会に恵まれた事を。
普通だと、ここまで考えないだろう。
「学んで思わざれば則ち罔(くら)し。思うて学ばざれば則ち殆し。」
自分自身のために、大いに学び、大いに考えたいと思う。
広大な素晴らしい内面世界が、また目の前に広がって行く。
生きている喜びを、深く味わって行きたい。
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