日本体育大学女子「集団行動」を見て
先日、テレビ朝日「トリハダマル秘スクープ」で素晴らしい演技を見た。
その演技とは、日本体育大学の「集団行動」。
それも女子による演技だ。
長い「集団行動」の歴史の中で、女子だけによる演技は、
初めてのチャレンジとの事。
昨年、これから取組むという時の映像を、やはり同番組で見た。
その時は、大丈夫?という感じだった。
でも、見事にやり遂げていた。
45名の、これだけ息のあった行進・行動をするために、
一体どれだけの時間を要しただろうか。
番組では、厳しい練習の様子を伝えていた。
でも、多分そんな程度ではなかっただろう。
何しろ、規律を守って、1日に何十キロも歩いたと言うのだから。
ここまで来ると、肉体の限界を超え、精神の限界との戦いだ。
大抵「心」のリミッターが先に働いてしまう。
私は何でこんな事をやっているのだろうかと。
ここが大事な点だ。
「意味づける」
自分の中で、確固たる目的意識がないと、砕け散る事になる。
そして、その目的の内容により、得るものも違って来る。
この「集団行動」で、彼女達はそれぞれ何を得たのだろうか。
とても興味深い。
現在、各企業の新入社員研修を講師として行っている。
しかし、そこでは「集団行動」のような、特訓は行っていない。
でも、「修練」という名の下に、ジレンマ状態の中で、どう行動すれば
よいかという課題を、徹底的に考え、発表してもらっている。
「行動に帰結しなければ意味がない」
「集団行動」または「修練」の場で得た気づきを、ぜひこれからの
仕事人生の中で、行動として明確に表わして行って欲しいものだ。
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