呼吸について思うこと
最近、改めて「呼吸」の尊さを感じている。
現在、1か月ごとに奄美へダイビングに行っている。
頻度が結構多い方だろう。
しかし、それでも行って最初の潜水では、とても気を使う。
その時に、インストラクターからいつも言われる言葉がある。
「深呼吸を3回して下さい。」
そうすると、不思議なもので、落ち着くのだ。
深く息を吸うことで、心身のバランスが確保される。
イタリアオペラでも、呼吸が重要な位置づけにある。
体を楽器として音を出すためには、まず息を吸う必要がある。
息を吸ってリラックスする。
それから、息を保ちながら頭に共鳴させ、発声して行く。
呼吸は随意運動であると同時に、呼吸中枢によっても
自動的にコントロールされている。
随意と不随意の狭間にいるのだ。
つまり、呼吸を通して、心身の深淵なる部分と対話する
事が出来る。
これは大変興味深い。
自分の中で、まさに「呼吸を合わせる」行動を取る事で
意識的に自分をコントロールする事が出来る事を意味する。
呼吸されど呼吸。
「道(どう)」と言われる場面で、呼吸が重んじられている所以だ。
いつか、呼吸と精神世界との関係についても、さらに
探求してみたい。
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