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2012年4月14日 (土)

電車に置いて行かれる?

私の通うジムがある広尾で、いつも思う事がある。

ジムへ行く時は、日比谷線恵比寿駅で一番後ろの車両に乗り込む。
そうすると、広尾駅で降りてすぐに、出口へと通じる通路に
入れるのだ。

その通路を少し歩くと、地上へ続く階段がある。
通路の長さは、15m位だろうか。

降りて通路を歩き始めると、すぐに発車ベルが鳴り響く。

それを合図のように、必ず何人かが、その通路を
猛ダッシュで、向こうから走って来るのだ。

ほとんどの方が足元を確認せず、ひたすら電車を
見て走り込んで来る。
危ない事、この上なし。

ホームに向かって少し下り傾斜になっている。
そのため、つまずいてこけたら、勢いが付いている分
結構な打撲になるはず。

「待ってぇー。」と声を上げながら走って来る、中年のおば様を
これまで何人も見て来た。

次の電車を待っても、10分以内には到着する。
しかし、乗り遅れると損するかのように、走って来る。

でも、これが人間の普通の心理状態かも知れない。
置いて行かれるような気分になるのだろう。

ここで、発想転換出来る人は、素晴らしいと思う。

「次の電車に、悠々と間に合う時間に着いた。
どうぞ、先に行って下さい。」

そして、余裕を以て、次の電車に乗る。
急ぐ必要はない。

行き当たりバッタリで行動していると、走る事になる。

決めた時間に従い、ゆとりを以て行動する。
これは、人生の営みを同じだ。

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