電車に置いて行かれる?
私の通うジムがある広尾で、いつも思う事がある。
ジムへ行く時は、日比谷線恵比寿駅で一番後ろの車両に乗り込む。
そうすると、広尾駅で降りてすぐに、出口へと通じる通路に
入れるのだ。
その通路を少し歩くと、地上へ続く階段がある。
通路の長さは、15m位だろうか。
降りて通路を歩き始めると、すぐに発車ベルが鳴り響く。
それを合図のように、必ず何人かが、その通路を
猛ダッシュで、向こうから走って来るのだ。
ほとんどの方が足元を確認せず、ひたすら電車を
見て走り込んで来る。
危ない事、この上なし。
ホームに向かって少し下り傾斜になっている。
そのため、つまずいてこけたら、勢いが付いている分
結構な打撲になるはず。
「待ってぇー。」と声を上げながら走って来る、中年のおば様を
これまで何人も見て来た。
次の電車を待っても、10分以内には到着する。
しかし、乗り遅れると損するかのように、走って来る。
でも、これが人間の普通の心理状態かも知れない。
置いて行かれるような気分になるのだろう。
ここで、発想転換出来る人は、素晴らしいと思う。
「次の電車に、悠々と間に合う時間に着いた。
どうぞ、先に行って下さい。」
そして、余裕を以て、次の電車に乗る。
急ぐ必要はない。
行き当たりバッタリで行動していると、走る事になる。
決めた時間に従い、ゆとりを以て行動する。
これは、人生の営みを同じだ。
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