ついに大船観音参拝
ここ数年、仕事で来ているのだが、前後の時間が確保出来ず
駅から徒歩5分と言うのに、大船観音にお参り出来なかった。
昨日、少し早めにホテルにチェックイン出来たので、
さっそく足を運んでみた。
大船観音は、別名、白衣(びゃくえ)観音とも言う。
高さ25m、幅19m、奥行13mの大きさ。
しかし、何と言っても、その柔和な顔立ちが印象的。
説明書に、以下のように記されていた。
昭和4年に建設に着手、戦争による中断を経て昭和35年に完成。
東京芸術大学教授で彫刻家の、山本豊市氏の設計。
法華寺本堂本尊の十一面観音を脳裏に抱きながら制作したとの事。
なるほど、それで、優しくいいお顔をしている訳だ。
山本氏の十一面観音を慕う心が、にじみ出ているのだろう。
高校生の頃、神奈川県藤沢市に住んでいた。
その時期に、家族でお参りに来た。
皆で、「いいお顔ね」と称え合った記憶が蘇って来た。
当時は、東急グループを中心とする財団法人「大船観音協会」
が運営していた。
しかし、昭和56年以降、曹洞宗「大船観音寺」となっている。
「確か、中に入れましたよね。」
「どうぞ、横から回り込んで後ろから入れます。」
若い住職さんと、そんな会話をした。
でも、昔と違い、上に上る螺旋階段は撤去されていた。
これも、お寺になった事と関係しているのだろうか。
胎内の社でお参りをし、家内安全を祈願して来た。
帰り道、ふと見上げた横顔が、また素敵だった。
誰もいない境内に、安らかな空気を感じた。
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