アマゾンの哲学
昨日のカンブリア宮殿は、インターネット通販のアマゾンCEOの
ジェフ・ベゾス氏だった。
マスコミにはほとんど姿を現さない同氏だが、今回、どういう訳か
取材に応じてくれたという次第。
お陰で、ベゾス氏の素顔に触れる事が出来た。
ベゾス氏の第1印象は、とてもフラットな感じだった。
気負いを全く感じさせない。
達観して、遠くを見通しているような物腰。
1994年、シアトルで創業。
1997年、赤字のままナスダックに上場。
2000年、赤字のまま日本に進出。
2003年、黒字に転換
現在、世界売上高なんと4兆円の企業となった。
短期的な成果を求められるアメリカの地で、よくここまで
耐えたものだ。
番組では紹介していなかったが、長期的視点で支援してくれる
投資家がいたという事だろう。
まさにベソス氏の哲学を信用しての事だ。
きっと、社屋や倉庫を投資家に見せたに違いない。
お客様を優先した投資、それはアンケートに基づく品揃えや
早く正確に届けるための物流機能だけではなく、お客様に
関係のない社屋や備品の倹約にも表れている。
「無駄な投資はしていない。」
ベソス氏の言葉に自信が溢れていた。
全ては、お客様の満足のための哲学が徹底している。
世の中に貢献する事を、経営理念として標榜する企業は数多い。
しかし、ほとんどが言葉の上だけだ。
どこまで徹底しているか見ると、寂しい限り。
しかし、アマゾンは確かに一味違う。
こういう私も、アマゾンを利用しない月はない程。
今後も、お客様の便利を追求して、役立つ企業として成長して欲しい。
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