« セルフコントロールの難しさ | トップページ | 天文宇宙検定へ向けて発進 »

2012年6月25日 (月)

近代五種という競技

先週のTBS「情熱大陸」は、ロンドン五輪近代五種日本代表の
黒須成美選手(20)だった。

この近代五種という種目、日本では全くマイナーな競技。
それもそのはず。
軍人に求められる運動能力を競技にしたものだからだ。

フェンシング、水泳、マラソン、ピストル、乗馬という5種類を
1日でこなすという過酷な種目。
でも、結構面白そう。

日本の競技人口は、男女合計で50~60名。
女子で5種目出来るのは、5名だけだそうだ。
その中で、彼女はダントツの成績を収めている。

2011年のアジア選手権で6位に入り、ロンドン五輪出場権を獲得した。

しかし、彼女が、現在トレーニングしているのは韓国。
日本で練習場が震災で被災し、練習出来なくなってしまった。
そこへ、以前から知っていた韓国のコーチが呼んでくれたとの事。

テレビは韓国での過酷な練習風景を放映していた。
何せ、韓国の男子トップ選手の中に入っての練習。

単身で韓国へ渡り、全て自費で賄う生活。
頼る人が誰もいない。必然的に韓国語も独学。

でも、明るい。

「私の特技は、気持ちの切り替えが早い事です。」

これは凄い。
鬼のようなコーチの下で、だから頑張れるのだろう。
並の人間では、とてもついて行けない。

世界で「キング・オブ・スポーツ」と呼ばれている競技。
オリンピックで、果たしてどこまで頑張れるのだろうか。

身近に迫ったロンドン五輪。
心から応援したい選手が、また1人増えた。

|

« セルフコントロールの難しさ | トップページ | 天文宇宙検定へ向けて発進 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 近代五種という競技:

« セルフコントロールの難しさ | トップページ | 天文宇宙検定へ向けて発進 »