金メダルの重み
連日、ロンドンオリンピックの様子が伝えられて来る。
そこには、まさに泣き笑いの人生が、繰り広げられている。
特に、テレビの映像を見ていて重く感じるのが、柔道の選手たち。
彼ら彼女らは、金メダルを取って当たり前という重圧の中で
もがいている。
何人もの選手が、銀メダルに甘んじて来た。
インタビューの度に、複雑な表情を見せる。
その象徴だったのが、昨日、銀メダルとなった
柔道78キロ超級の杉本美香(コマツ)選手。
「ここまで来れたのは、支えてくれた周りの方々の支援のお陰。」
「しかし、もっといい色のメダルが欲しかった。」
必死で笑顔で応える姿が、とても印象に残っている。
彼女たちにしてみれば、金メダルを取る事が、周りの期待だけでなく
ご恩に応える唯一の方法と思い、一途に練習に励んで来たに違いない。
よく「試合を楽しみたい」という言葉を聞く。
これはこれで、大事な事。
しかし、柔道の選手たちにとっては、金メダルをとってから楽しみたい
というのが本音だろう。
今朝の朝日新聞に、杉本選手の会見記事が掲載されていた。
「まだ、心の整理がついていない。」
「(今後については)帰国してから考えたい。」
挑戦して銀メダルと取る者と、夢破れて銀メダルを取る者。
その差は、計り知れない。
金メダルを約束された者には、金メダルしか意味がないのだ。
しかし、ここが大事な所。
本当に価値のある金メダルは、オリンピックの金メダルなのだろうか。
所詮は、他人の評価である。
自分で自分をどう評価するのか。
この点を、深く考えて欲しいと思う。
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