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2012年8月 5日 (日)

金メダルの重み

連日、ロンドンオリンピックの様子が伝えられて来る。

そこには、まさに泣き笑いの人生が、繰り広げられている。

特に、テレビの映像を見ていて重く感じるのが、柔道の選手たち。
彼ら彼女らは、金メダルを取って当たり前という重圧の中で
もがいている。

何人もの選手が、銀メダルに甘んじて来た。
インタビューの度に、複雑な表情を見せる。

その象徴だったのが、昨日、銀メダルとなった
柔道78キロ超級の杉本美香(コマツ)選手。

「ここまで来れたのは、支えてくれた周りの方々の支援のお陰。」
「しかし、もっといい色のメダルが欲しかった。」

必死で笑顔で応える姿が、とても印象に残っている。

彼女たちにしてみれば、金メダルを取る事が、周りの期待だけでなく
ご恩に応える唯一の方法と思い、一途に練習に励んで来たに違いない。

よく「試合を楽しみたい」という言葉を聞く。
これはこれで、大事な事。

しかし、柔道の選手たちにとっては、金メダルをとってから楽しみたい
というのが本音だろう。

今朝の朝日新聞に、杉本選手の会見記事が掲載されていた。

「まだ、心の整理がついていない。」
「(今後については)帰国してから考えたい。」

挑戦して銀メダルと取る者と、夢破れて銀メダルを取る者。
その差は、計り知れない。
金メダルを約束された者には、金メダルしか意味がないのだ。

しかし、ここが大事な所。
本当に価値のある金メダルは、オリンピックの金メダルなのだろうか。
所詮は、他人の評価である。

自分で自分をどう評価するのか。
この点を、深く考えて欲しいと思う。

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