フィナーレ!「ビューティフルレイン」
先日の日曜日、ついに「ビューティフルレイン」がフィナーレを迎えた。
これは、若年性アルツハイマーになってしまった町工場の職人と
娘との父子の心の交流を描いた作品。
豊川悦司と芦田愛菜の演技が、何とも心暖まる。
最終回は、若干盛り上がりに欠けたが、これはやむを得ないだろう。
何しろ、病気を克服する2人の生活は、まだ始まったばかり。
「父ちゃんの夢は何?」
「父ちゃんの夢は、美雨(みう)が幸せになる事。」
「父ちゃん自身の夢はないの?」
「うーん、考えておく。」
何とも不器用な父親。
しかし、その分、娘を愛する気持ちの強さが伝わって来る。
「父ちゃんの夢を叶えてくれるか。」
その一言で行く事になった、芦ノ湖への2人旅。
向かう橋の上で、頼りにしていた手帳を川に落してしまう。
「父ちゃん、どこに行きたいと言っていた?」
「芦ノ湖だよ。そこへ行けば美雨に見せたいものが見つかるよ。」
何かがきっかけとなり、ふと記憶を失ってしまう。
しかし、気丈にもしっかりと応対する娘。
前回、娘の美雨ちゃんが、こう言っていた。
「父ちゃんの病気、美雨がお医者様になって、絶対に直す。」
病気の克服に必要なもの。
それは、周りの愛情なのかも知れない。
「治す」事は出来ないが、「癒す」事は出来る。
「美雨が生まれた時、美しい雨が降って来た。
ママチャンが、それを見て「「美雨」ってどうと言ったんだ。」
美しい雨。
それは、心を美しく洗い清める恵みの雨だったのかも知れない。
「ビューティフルレイン」。
2人の将来が、幸せに満ち溢れていますように心から祈りたい。
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