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2012年10月13日 (土)

響け!骨洞

骨洞とは、頭蓋骨の中の空洞の部分を言う。

頭蓋骨は、脳みそで一杯なのではなく、実は空洞の部分が
結構あるのだ。

前頭洞(ぜんとうどう)
師骨洞(しこつどう)
上顎洞(じょうがくどう)
蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)

この空洞が、イタリアオペラには、とても重要な要素となって来る。

何故か。
それは、この空洞部分に、音を響かせる事が大切だから。

「声」ではなく、「音」というのも大事なポイント。
つまり、体を楽器と見立てる見方が必要となる。

理屈では分かるが、実際に実行しようとしたら、これが出来ない。

オペラを初めて2年10ヶ月になるが、改めて、その難しさを
痛感している。

どうしても喉に頼り、声を出してしまう。
結果として、響かないし、伸びも失われる。
特に、高音域になると、その傾向がますます強くなる。

現在の課題曲2曲は、骨洞に響かせないと歌い切れない、
レベルの高い曲。

相手にとって不足はないが、なかなか思い通りに行かないため、
非常にもどかしい。

12月の発表会まで、約2ヶ月。

悔いの残らないよう、さらに練習に励みたい。

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