瞬間接着剤の威力
いつもダイビングで使っている加湿器に、水を加えるスポイトの蓋が
壊れてしまった。
この加湿器は、空気ボンベからの乾燥した空気に湿気を与えるもので
口の中がカラカラにならず、結構気に入っている。
耳抜きで唾を飲み込む時に、飲み込み易くなるのだ。
プラスチック製の蓋なので、接着剤があれば修理出来る。
でも、ほんの僅かな量でいい。
多く買っても、無駄になってしまう。
やはり、こう言う時に便利なのが、100円ショップ。
さっそくダイソーに出向いたら、種類が結構揃っていた。
いろいろ見たが、結局1gで4個入りのものを購入した。
これだと、使わない3個は、そのまま保存出来る。
あっと言う間に、修理完了。
ついでに、前から知りたかった瞬間接着剤の成分について調べてみた。
種類:化学反応性接着剤
成分:シアノアクリレート(99.9%)
瞬間接着剤とは、有機化合物であるシアノアクリレート(cyanoacrylate)を
主成分にした接着剤。
空気中などの水分に瞬間的に反応して硬化し接着する。
水状のものとゼリー状のものがある。
水状の接着剤は繊維にしみこむので、糸や布の固定に向いており、
ゼリー状のものはたれにくいので、垂直面での使用に向いている。
シアノアクリレートは一般にはモノマーの状態であり、水のような粘性の低い
液体であるが、接着するものに付着しているほんのわずかな水分によって
シアノアクリレートが瞬間的に重合を開始、シアノアクリレートがポリマーと
なって一瞬で接着される。
汎用の製品も金属用の製品も主成分はシアノアクリレート100%と記されているが、
実際には1%に満たない各種成分が用途別に添加されており、これが用途別の
特性を生み出している。
アセトンを用いて、接着部分をはがすことができる。
なるほど、世の中には、いろいろな物質があるものだ。
改めて、感心した。
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