忍者 戦国プロフェッショナル
忍者には、特別の思い入れがある。
私が、ちょうど小学生の頃に、忍者ブームが起こった。
類まれなる運動能力と、繰り出すいろいろな術に目を奪われた。
それに、工夫を凝らした数々の武器。
光らないように黒く塗った忍者刀等、なるほどと感心する事
しきりだった。
その忍者が、NHK総合の「歴史秘話ヒストリア」で取り上げられた。
「~聖なる山と忍術 400年の物語~」と副題がついていた。
忍者の実像に、改めて迫りたいと思いビデオ撮りし、昨日
じっくりと視聴した。
伊賀・甲賀・雑賀と、懐かしい名前が出て来る。
いずれも紀州に位置している。
忍者は、この紀州の霊山を駆け巡り修行を積んでいた山伏が
ルーツとの事。
この事実は、今回、初めて知った。
奈良時代から山々を巡り、自衛のための武術や薬草などの知恵、
情報のネットワークを創り出した山伏。
その技を受け継いだ山里の人々が、やがて凄まじい集団-忍者と
化したとあった。
戦国時代に活躍した忍者だったが、その後、天下統一を目指す信長、
秀吉に狙われ壊滅の危機に瀕する事となる。
そこに現れたのが、徳川家康。
家康最大の危機「伊賀越え」を忍者たちが助けたことで、忍者は
江戸の徳川家に召し抱えられる。
そして、江戸城のお庭番等として改めて活躍する事となった。
服部半蔵の世界である。
歴史として見ると、決して華々しいものではない。
むしろ、陰に隠れ、しかし人知れず世の趨勢を左右する働きをした。
「君子は言を訥にして、行ないに敏ならんことを欲す。」
この論語の言葉が、頭をよぎった。
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コメント
井上先生
本日、マネジメント基礎研修を受講しました増嶋と申します。
わかりやすく楽しい(そして本当に気付きをたくさん与えていただいた)研修でした。
改めまして、ありがとうございました。
ところで、歴史の陰に女あり、だけではなく、忍者あり、ですね。
徳川家に召し抱えられた伊賀忍者も信長には女・子供
関係なく殺戮されたとか。
歴史からはたくさんの学びがありますので、私は好きです。
今更ながら今回のNHKの歴史秘話ヒストリアを見なかったことが少々悔やまれますが、先生のブログで満足してしまいました。
ありがとうございました。
増嶋ちあき
投稿: 増嶋 | 2012年10月18日 (木) 19時33分