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2012年11月10日 (土)

創業者の精神ここにあり

先日のカンブリア宮殿の主人公は、ブリジストンの荒川 詔四
(あらかわ しょうし)会長だった。

タイヤ市場で、世界シェアナンバー1の企業。
そんなにも大きく成長していたのかと、改めて驚いた。

15兆円の市場の中で、連結売上高3兆円。
海外で、8割を売り上げている。

販売先は150か国以上、工場の立地は25か国50拠点に及ぶ。
タイヤ以外の拠点を含めると、178箇所になると言う。

従業員14万人、その内、外国人が7割。
名実ともに、グローバル企業だ。

製品群の紹介にも驚いた。
タイヤのみでなく、生活場面で使われているあらゆるゴム製品を
世に提供している。
自転車、ゴルフ用品、免震ゴムからイルカの「人工尾ひれ」まで。

タイヤの開発もユニークだ。
低燃費タイヤ、パンクしても走れるランフラットタイヤ、
さらに、ボーイング787のタイヤ、超大型ダンプの特大タイヤ等。

「大きくならないと、他社に飲み込まれてしまう。」

タイヤは国際規格が決まっているため、新規参入のハードルが低い。
だから、特長ある製品を開発して打って出続けないと、明日存在
しているかは、分からないとの事。。

何と言う、シビアな世界だろう。

小平市に、ブリジストンTODAYというタイヤ博物館がある。
1度お伺いした事があるが、レーシングカーから小物まで、
確かに各種の製品が展示されていた。

これらの精力的な開発は、創業者の石橋正二郎から続いている。
いち早く自動車の本格普及を察知し、戦前にタイヤ事業を起こし、
翌年には輸出を始めたというから驚きだ。

ブリヂストン、その強さの秘密を、創業者精神に見た。

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