動物達の救世主
昨日の情熱大陸は、獣医の佐草一優氏だった。
始まってから7分過ぎに、テレビのスイッチを入れた。
すると、いきなり猫の手術場面が映し出された。
右前脚が、粉砕骨折している。
普通の処置だと、これはもう切断しかないだろう。
しかし、何と後脚の脂肪から、この猫ちゃんの幹細胞を、
アメリカから取り寄せたという装置で培養すると言う。
この装置だと、4時間で幹細胞を作り出す事が出来るとの事。
一方で、右前脚の手術が進む。、
粉砕した骨部の上下部分をワイヤーで繋ぎ、その間に骨片を入れる。
そして、その隙間に幹細胞液を注入して行く。
動物の世界では、一歩先んじて再生医療が行われているのだ。
この事実にも、驚いた。
これ以外にも、いろいろな病んだ動物達がいた。
癌に犯された犬、遺伝病の柴犬、骨折したカラスまで出て来た。
ペットだけでなく野生の動物まで、持ち込まれたら治療する。
治療費は病院で看るというから、これはただ者ではない。
「命が尽きるまであきらめない」
これが、佐草氏の信条との事。
平均睡眠時間は1日3時間。
「リタイアしたらいくらでも休めるから、今は寝るのも勿体ない。」
日々の診察の傍ら、野生動物の保護を目的としたNPO法人を立ち上げ、
国内外を問わず、野生動物の治療や環境保全にも当る。
番組は、干ばつに苦しむケニア・マサイマラで挑んだ、新たなプロジェクト
を追っかけていた。
今日も、東京・町田の「のづた動物病院」の院長としてメスを握る。
毎日、約100件の診療をこなすとの事。
佐草という変わった苗字は、先祖が出雲大社の上級神官だった所以。
今後も、神様に代わり、動物達の命を救って欲しい。
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