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2013年1月27日 (日)

求められる3つの力

これから、世の中を切り開いて行く開拓者に
どのような能力が求められているだろうか。

複雑化が、ますます増して行く今後。
変化のスピードは、さらに上がって行くだろう。
いきなり180度の方向変換という事態も、考えられる。

まさに、一寸先は闇の世界。

そのような状況下で、先駆者に求められる能力だ。

今の立場や問題意識によって、様々な答えがあると思う。
私は、以下の3つを上げたいと思う。

洞察力、決断力、行動力

洞察力は、「見通す力」と言い換えてもいい。
世の中の底流をしっかりと把握した上で、今後の変化を
感じ取る感性が、事前に備わっている事が必須となる。

決断力は、「捨てる力」と言ってもいい。
判断する基準は、自分の価値基軸。
自分という人間が試される。

行動力は、「動かす力」だ。
何を動かすのか。
自分を、周りを、さらにその周りをだ。

こうして見ると、新しい時代を創るには、それに
相応しい自分を、まず作る必要がありそうだ。
軸がぶれる人間には、だれも付いて行かない。

中国古典の「大学」にも、こう書いてある。

「格物、致知、誠意、正心、修身、斉家、治国、平天下」

実践の過程においては、まず自分自身を正す(格物)ことが
大切と説いている。

能力を付ける前に、身を正す。
本物の能力とは、人格という根っこがないと、本来の威力
を発揮する事は出来ないと言う事か。

よく、心したい。

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