直感の教え
研修で、自己分析のチェックリスト等の記入を
受講者の方々にお願いする際、よく言う言葉がある。
「直感でお答え下さい。」
つまり、頭であれこれ考えずに答えて欲しいと言う事。
思考が入って来ると、ありたい姿やあるべき姿に
どうしても自分を誘導してしまう。
これでは、自分の真の姿が見えなくなってしまう。
頭の働きを排除し、心の声に従う必要がある。
広辞苑では、直感を、「説明や証明を経ないで、
物事の真相を心で直ちに感じ知る事」と記している。
自己分析だけではなく、何かを判断する際にも
この直感が活きて来る。
何かが違う、何かおかしい。
無意識の世界から、語り掛けて来る声を聴く。
意識の世界は、氷山の一角と捉える事が出来そうだ。
氷山の下には、膨大な無意識の世界が広がっている。
無意識の世界には、これまでの自分の経験知や
DNAに刷り込まれた先祖、民族、人間、生物としての
英知が詰まっているのかも知れない。
捉えどころのないものではあるが、逆に言うと
無限の可能性の宝庫とも言える。
我々は、脳の働きを取ってみても、その数%しか
使っていないと言われている。
直感を聴くと言うのは、この脳の潜在能力を
発揮する事と繋がっているのかも知れない。
自分を信じると言う事とも、繋がっている感じもする。
まだ、直感に従って生きるまでの勇気はない。
しかし、自分の心の声は、大事にして行きたいと思う。
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