1分間の黙祷
昨日は、東日本大震災で被災し、2年目に当たった日。
プロジェクトの打ち合わせで、ある会社にお伺いしていた。
14時46分になった、その時だった。
「皆で、黙祷しませんか。」
私の正面に座っていた女性スタッフの方が、声を発した。
「そうだね、1分間黙祷しよう。」
誰が言うともなく、それからしばらく沈黙が続いた。
震災が起こったちょうど1ヶ月前、私は大船渡に居た。
宿泊していたホテルは、大船渡プラザホテル。
すぐ前には、地元大手スーパーのマイヤ本店があった。
両者とも、岸壁のすぐ近くにあったため、甚大な被害を受けた。
震災時点では、正確な情報を入手する術もなかった。
だた当時、テレビにちらっと移った大船渡港の映像の隅に、
がれきに取り囲まれた大船渡プラザホテルの姿があった。
思い出深いホテルや素朴な町並み、そして、市民の皆さんと
一緒に日本丸の出港を見送った大船渡港。
それ以上、見るには耐えなかった。
しかし、いつまでも目を背けている訳には行かない。
3/2(土)に、JR大船渡線で不通になっていた気仙沼と境間で
BRT(バス高速輸送システム)が運行され始めたとの事。
この手段を使えば、公共の交通機関を使って大船渡まで行ける。
一度、大船渡に行ってみたい。
さいとう製菓の銘菓「かごめのたまご」も健在なのだろうか。
ここは、自分の目で見て、改めて被災地及び被災者の方々の
今を確認したい。
何が、今の自分に出来るのか。
鎮魂と希望の光に向かって、共に歩んで行きたい。
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