3つの「とう」
先日、「古典で学ぶ一日セミナー」に参加した時、
主催者である致知出版社藤尾社長が話された中に
3つの「とう」があった。
3つの「とう」とは、闘病、投獄、倒産。
人間が大成するには、どれかの経験が必要。
この言葉は、昔から言われている。
要するに、滅亡寸前のどん底から這い上がる中で、
自分の軸が形成され、心身が強くなるという事だろう。
しかし、藤尾社長は、その過程において、本を読む事
が不可欠だと仰っていた。
それも、歴史の風雪に鍛えられた古典を。
古典を読み、内省を極め、何かを悟った時、
運命の扉が開かれる。
自分はどうだったかと振り返ってみた。
闘病:27歳の時に腰椎の椎間板ヘルニアになって50日間
入院したが、退院したら新車を買おうを、車の雑誌
ばかり読んでいた。
投獄:若い頃、交通事故を起こし、警察署へ連行された
事はあるが、投獄までには至らなかった。
倒産:現在、個人事業主だが、こうして事業を営んでいる。
つまり、3つの「とう」は、どれも未経験と言う事になる。
しかし、3つの「とう」を、進んで経験する人はいない筈。
これら極限の状態に追い込まれる前に、疑似体験が
出来れば、それに越した事はない。
それぞれは、身体的(社会的)破綻、政治的破綻、
経済的破綻を意味していると思われる。
身体的破綻を疑似体験する事が、辛うじて出来そうだ。
肥満、高血圧、成人病、ぽっくりは、容易に想像出来る。
おまけに、我が家系は、ガンの因子を引き継いでいる。
それに備えるには、体を絞り、新陳代謝を促進し、我が身の
免疫力を高めて行くしかない。
しっかりと、我が身をマネジメントして行きたい。
| 固定リンク
コメント