「力を抜く」の教え
先日のスイミングのプライベートレッスンで、インストラクターの
Yさんと会話を交わす中で、以下の教えを得た。
① 前に伸ばした右手に意識を向ける。
・かき終わった左手に意識を向けない。(オールを流すだけ)
→「前向き」の意識
「左手を脱力する」ためには、かき終わって後ろへ行った左手から、
意識を解放した方がいいと言う事。
② 伸びる事に意識を集中する。
・かく事を意識し過ぎ、右手に力を入れない。(身を任せる)
→「今」の意識
体全体を脱力させて「かかずに進む」ためには、次に右手でかく事を、
あえて意識しないと言う事。
③ 脱力をする。
・力はポイントで入れ、他ではリラックスする。
→「脱力」の意識
「伸びて進む」ためには、力を入れてかく時間は僅かである。
ほとんどの時間は、リラックスする事が大事と言う事。
頭では分かっているが、これが出来ない。
達人と言われる方々は、確かに構えがない。
変幻自在に、あり方を変えて行く。
「脱力の達人」とも、言える。
実は、この教え、イタリアオペラにも通じている事を発見した。
①は、「上に引き上げる」意識に通じる。
②は、「響かせる」意識に通じる。
③は、「センター」キープの意識に通じる。
注意して観察し思考を深めて行くと、いろいろと気づく事が多い。
全てが、どこかで関連し合っているのだ。
そして、これはダイビングにも。
さらに、仕事にも。
一歩一歩、歩みを進め、人生の達人を目指したい。
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