孔子廟へお参り
聖徳太子の十七条憲法も、論語の和をもって貴しとする考えに
影響を受けている。
江戸時代には、儒教の一派である朱子学が官学として定められ、
まさに統一国家の教育の支柱とされた。
戦後は、これら道徳教育がないがしろにされてしまった。
今の日本は何を精神的な拠り所にすれば良いか、迷子になってしまっている。
論語の解釈は、その捉え方によって、いろいろ出来る。
戦時に都合良く解釈されてしまった事は否め無い。
しかし、そのために全てを排除してしまっていいのだろうか。
論語を深く学ぶに連れ、東洋哲学の深淵な教えに、改めて感じ入っている。
我々は、もう一度日本人の原点に戻るべきではないか。
書籍で学ぶ事も大事。
しかし、孔子も述べているように、行動に出なければ意味がない。
そのためにも、教えを深く腑に落とす必要がある。
孔子を、もっと身近に感じたい。
その時思い付いたのが、孔子廟を参拝する事。
東京には、湯島聖堂に孔子廟がある。
思い立ったら、即行動。
JR御茶ノ水駅から、聖橋を渡ってすぐの所にある。
以前から場所は知っていたが、訪れた事がなかった。
これは、見聞を広める意味でも、いい機会。
昨日、ジムへ行く途中で、さっそく立ち寄った。
入徳門に次ぐ杏壇門、その奥に大成殿が建っていた。
黒塗りで、重々しい感じがする。
この中に、孔子廟が祭られている。
敷地の一角の林の中に、緑に囲まれ孔子像が立っていた。
この孔子像は、世界で一番背が高い孔子像との事。
孔子自身も、2m20cmの大柄だった。
日本には、湯島聖堂以外にも、ゆかりの場所がいくつかある。
今後も、機会がある時に、立ち寄る事としたい。
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