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2013年7月20日 (土)

10mまでの中性浮力確保

今週前半の奄美でのダイビングで、178本まで辿り付いた。

ここまでで会得したダイビングスキルの内、、最も役立っている
のが、中性浮力を維持するスキル。

水深10mまでだったら、BC(浮力調整ベスト)を使わずに、
呼吸だけで中性浮力を保つ事が出来るようになった。

中性浮力とは、水中のある水深で、上がりもせず、下がりもしない
浮力の事。

中性浮力が得られるようになると、ダイビングに余裕が出て来る。
余裕が生まれると、呼吸がゆっくりとなるため、タンクの持ちがよくなる。
視野も広がり、雄大な自然と一体化し易くなる。

つまり、いい事尽くし。

このスキルが有効な事は分かっていたが、なかなか身に付かなかった。
でも、ある事がきっかけで、自然とマスターする事が出来るようになった。

その出来事とは、数ヶ月前のダイビングに遡る。

その時も、いつも通りBCを身に付け、ボートからエントリーした。
この時、調子がよかったのか、よく体が沈んだ。
体から力が抜けると、不思議な事に体が重くなる。

10mに近づいた頃、浮力を得るために、BCに空気を入れようと、
ボタンを押した。
シューと言うがしたが、これは空気が流れる音。

しかし、まだ体が沈んで行く。
おかしいなと思いつつ、肺一杯に空気を吸い込んだ。
これで、中性浮力を得て、体が安定した。

ボートに上がって来て、後で分かった事だが、ホースがBCにきちんと
接続されておらず、BCに空気が入っていなかったのだ。

これを怪我の功名と言うのだろうか。
結果的に、このダイビング中、10m+αのあらゆる水深で、呼吸だけで
中性浮力を得ていた事になる。

知らない内に、「ピンチをチャンス」に変え、スキルを体で習得した
結果となった。

何が幸いするか分からない、典型だった。

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