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2013年7月31日 (水)

空白の日

今日は、まさに何も行わない「空白の日」となった。

イタリアオペラの発表会を終えた7/16(土)以降、2週間に渡って
日本国中を移動して来た。
北は仙台から、南は奄美大島まで。

一息ついた今日、さすがにバッテリー切れとなった。

溜まったメール処理と伝票入力が終了したら、何もする気が
なくなった。
もっとも、メールは旅先で全て読んでいたため、仕分けだけだが。

朝寝、昼寝、夕寝と、一日中ベッドに横になっていた。
しかし、この時間も、時には必要なのかも知れない。
充電時間と言うに、相応しい。

しかし、最低限のアイドリングはしておく必要がある。
完全停止してしまったら、再起動が難しくなる場合もある。

そこで、毎朝行っている事は、いつも通り行った。

論語54章句と、大学全編の素読
イタリアオペラ練習曲の練習
イタリア語の勉強

これ以外に、外出時に持参する本が何冊かあり、書籍に目を
通さない日はないが、今日は出掛けなかったので、休止。
疲れが目から来るので、これは良かったかも。

今日一日、十分休んだので、明日からは、また活動を
再開したい。

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2013年7月30日 (火)

アトムの輝き

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一昨日は、白壁で有名な倉吉の町並みを見た上で、
三朝(みささ)温泉郷に泊まった。
ここは、ラジウム鉱泉で有名な温泉。

そして、ツアー最終日の昨日は、その流れの中で、
人形峠に向かった。

人形峠とは、岡山県と鳥取県の県境にある峠。
1955年(昭和30年)11月に、ウラン鉱脈発見されて以来、
2001年(平成13年)3月まで、ここでウランが採掘され、
ウランに関する研究開発が行われていた。

現在は廃坑となり、施設・設備の廃止が行われている。
それを担っているのが、岡山県側にある独立行政法人
日本原子力研究開発機構「人形峠環境技術センター」だ。

昨日は、このセンターを訪問し、日本のウラン開発に
関係する、いろいろな話しをお伺いして来た。

説明して頂いたS氏は、放射線に関する正確な情報を
国民に、特に子供達に伝えたいと仰っていた。
過度な反応は、決して我々を幸せにはしない。

会議室で説明を受けた後、本日の最大のイベントである、
ウラン坑道へご案内頂いた。

バスで移動した後、ヘルメットを被りいざ坑道へ。
長さ42m、高さ2m、幅3mの元「夜次(よつぎ)南2号坑」。
ウラン鉱床を、天然で観察出来る世界でも貴重な坑道。

「消灯して、ブラックライトの紫外線を当ててみます。」

すると、どうだろう。
岩壁が紫外線に反応して、緑色の蛍光を放ち始めた。

これは、どこかで見た事がある風景。
そう、「天空の城ラピュタ」で出て来た地底の飛行石の輝き。
こんな所で出会うとは。

この施設を見学するためには、事前の申し込みが必要。
そして、当日は、身分証明書の提示を求められる。
高度な機密情報を扱う場所でもあるのだ。

貴重な経験をした、ひと時であった。

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2013年7月29日 (月)

「水木しげるロード」の魅力

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昨日は、宍道湖・松江から境港へ移動。
そこで、まず訪問したのが、ゲゲゲの鬼太郎で有名な
「水木しげるロード」。

JR境港駅から延びる、約800m続く商店街沿いの両側に
妖怪のブロンズ像が立ち並ぶ。

馴染みの妖怪もいれば、初めてお目に掛かる妖怪もいた。
様々な妖怪が153体、すごい数だ。

港横の駐車場にレンタカーを入れ、商店街の途中から
歩き始めた。

妖怪達を順番にカメラに収め始めたが、撮影し切れない。
やむを得ず、道の片側だけとし、後は次回の楽しみに。

日曜日と言う事もあり、大勢の観光客で賑わっていた。
共に、しばらく歩んで行くと、「水木しげる記念館」があった。
時間の関係で入場しなかったが、入口付近だけでも
雰囲気が味わえた。

商店街のお店は、グッズで溢れていた。
鬼太郎パンを始め、鬼太郎茶屋、鬼太郎焼き(大判焼)等。
妖怪神社もあった。
ここまで揃うと、少し興醒めもする。

商店街の端まで行き、折り返して来た。
駅まで戻る最中、向こうから何かやって来る。
見ると、ねずみ小僧の着ぐるみキャラクター。
さっそく記念撮影。

駅に到着したら、ちょうどJRの妖怪トレインが到着していた。
そこには、車中の観光客に手を振る、さらに様々な
キャラクター達が。
猫むすめ、砂かけばばあ、そしてもちろん鬼太郎も。

家族連れが、一緒の記念写真の撮影を頼んでいる。
そこには、子供達の笑顔が絶えない。
思わず、記念撮影の撮影をさせて頂いた。

親と子が一緒に楽しめる「水木しげるロード」。
それは、夢に繋がるロードかも知れない。

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2013年7月28日 (日)

勾玉の輝き

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作日から、仲間と共に、出雲・松江方面に来ている。

親睦が主な目的だが、諸先輩の方々から、いろいろな
お話しをお伺いする事が出来るので、私にとっては
とても勉強になっている。

それと同時に、行く先々で見聞する事柄も、たいへん
興味深く、感じ入る事が多い。

最初に訪れた場所が、島根県立古代出雲歴史博物館。
出雲大社へ行く予定だったが、混んでいたので、
隣に建っていた同施設へ、まず行く事となった。

それが、思ってもみなかった出会いをもらたした。

展示物も素晴らしかったが、一番目に止まったのが、
スタッフの方々が胸に掲げられていたネックレス。

それが、深緑色に輝く勾玉(まがたま)だった。

「すてきですね。」
「売店で、同じものが販売されていますよ。」

最後に売店に立ち寄り、さっそく購入。
もちろん、自分用に。

ショーカーが、前から欲しかった。
そのニーズにも、ぴたりと合っていた。

この勾玉、青めのうという石英から出来ている。
松江郊外の花仙山(かせんざん)で産出。
出雲の特産品なのだ。

しかし、何と言う素晴らしい輝きなのだろう。
気品高く、それでいて深い慈愛に溢れている。
すっかり気に入ってしまった。

まだ旅の途中だが、私の胸で、すでに勾玉が
その光りを放っている。

勾玉は、三種の神器の一つとして大切にされて来た。
魔除け、安眠、知性、長寿、健康等意味も持っている。

これから、私の胸で、一生輝く事になるだろう。

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2013年7月27日 (土)

実家のお手伝い

昨日は、実家でいろいろな頼まれ仕事に勤しんだ。

私が帰って来た時、タイミングを外さないように
するため、いつもリスト化されている。

今回は、5つ。

スプレー缶の穴開け:3缶
包丁砥ぎ:2丁
古い写真のデシタル化:数十枚
モデルガンの処分:2丁
古銭の整理

スプレー缶は、いつもストックされている。
市から頂いた穴あけ機で、慎重に行う。
前回は、気を許して、液が飛散してしまった。

包丁砥ぎは、すっかり慣れてプロ級の腕前。
荒目と細目の砥石を使って、丁寧に研ぐ。
後で、その切れ味に、母が驚いていた。

母が、デジタルフォトフレームを知人から頂いた事
をきっかけに、私と姉の幼い頃の写真をデジタル化
する事を、以前から頼まれていた。
これも、写真をデジカメで撮り直す事で終了。

モデルガンは、亡くなった父が持っていた。
庭に来る野良猫を、威嚇するために使用。
今は不要となったため、徹底的に分解して廃棄した。

古銭は、祖父の時代から受け継いで来たとの事。
財産的価値は不明だが、一応整理して受け継いだ。

父が亡くなって3年。
家の中の整理が、少しずつ進んで来た。
一軒家に長年住んでいると、物がどうしても多くなる。
そこが、スペースの限られたマンションとの違い。

これからも、帰省する度に、整理整頓に協力して
行く事としたい。

断捨離の、極め所である。

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2013年7月26日 (金)

たい焼き「鉄次」のお土産

Img_20130725_180442「どう、美味しい?」
「美味しい。少し皮がしなっとしているのが好きなの。」

昨日、兵庫県の実家に、お土産で買って帰った「鉄次」の
鯛焼き。
母に、とても喜んでもらった。

何と言っても美味しいのが、餡子だ。
十勝産の小豆を使っているとの事だが、甘さといい
硬さといい、絶妙なバランス。

その餡子が、うす皮に包まれている。
焼きたてはパリッとしているが、時間が経つと
弾力が出て来る。

母は、その歯応えがお好みのようだ。

この鯛焼き、実は全自動鯛焼き機で焼いたもの。
世界で初めての機械との事。
時間を掛けて低温で焼くには、いいのかも知れない。

しかし、この機械、多分、八重洲地下街のお店に
1台あるのみと思われる。
その証拠に、他店では、「銀次」を販売していない。

成果を見ながら、設備投資をする考えなのだろうか。
いつ行っても、客が絶えている事がないので、
第2号も間近かも。

しかし、なぜこんなに鯛焼きは美味しいのだろう。
大判焼きでも同じと思うが。

鯛の格好をしているのに、惹かれるのだろうか。
私の場合は、幼い頃の思い出が詰まっているから
だろうと思う。

お祭りで、屋台の店先で、友と一緒に食べた味。
鯛焼きを食べると、何か温かいものが込み上げて来る。

この世の終わりに食べたものはと聞かれたら、
「鯛焼き」と答えたい。

これからも、じっくりと味わって行きたい。

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2013年7月25日 (木)

「セット(鶏めし)」が旨い

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ミニストップの店内で、手作りで作っている
「セット(鶏めし)」が、実に美味しい。

イタリアオペラの先生宅へ向う途中に、ミニストップがある。

従来から、このお店には、よく立ち寄っていた。
喉を潤したり、ソフトを買ったり、時間調整やトイレ等。
初老の店長とも、すっかり顔見知り。

この鶏めしとの出会いは、その店長との会話から。

「この「しそわさびささみ」を下さい。実は、この
プラスチックの器が欲しいのですが。」
「そんな事仰らないで下さい。お店の厨房で作って いて、
美味しいのですよ。」
「へー、ここで作っているのですか。」
「他にも、いろいろ作っています。あのコーナーに
置いてあります。」

そのコーナーへ見に行き、そこで初めて鶏めしと
出会った。

とても美味しそうだったので、再度訪問した時
購入した訳。

単体でも売っているが、セットがお勧め。
鶏めしの三角おむすびが2個、それ以外では、
若鶏唐揚2個と半熟煮卵が1個が入っている。
まさに、鶏づくし。

どれも、とても美味しい。
これで、380円。
他の弁当を買うより、ヘルシーで栄養価が高い。

ミニストップは、イートインがあるから助かる。
買ったセットを、すぐにそこで食べられる。

これからも、お世話になります、店長。
美味しい食べ物と快適空間を、感謝致します。

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2013年7月24日 (水)

遂にJALカード申し込み

遂に、先週、JALカードを申し込んだ。

クレジットカードは、必要最小限度のものだけに限定し、出来るだけ
持たない方針で、これまで来た。

しかし、奄美へ毎月訪れることが日常になった今、改めてマイルを
貯める事を考え直した。

すでに、搭乗回数とFLY ONポイントで、クリスタル資格を得ている。
そのため、さくらラウンジや、クラスJを優待して頂き、快適に過ごしている。

しかし、その際、クリスタル資格の場合は、クーポン券が必要となるため
それを、貯めたマイルと交換している。
この利便性を継続したいのならば、マイルを引き続き確保する必要がある。

また、マイルを貯めれば、特典航空券と交換出来る。
これまでは、このレベルまで貯まっていなかったので、実感がなかった。
でも、先月、国内の特典航空券と交換出来るまで、マイルが貯まった。

こうなって来ると、マイルの有難さが身に浸みて来る。
やはり、航空券の高さは、奄美へ行く際の、一番のネックだからだ。

そして、さらに有難い事は、「JALカードSuica」がある事。
JALカードとSuicaカードが、一体となっている。

現在、「ビックカメラSuicaカード」を持っている。
ビックカメラのポイントカードと、Suicaカードが一体になったもの。
ビックカメラもJRも頻繁に使うので、これはこれで便利だった。

しかし、JALカードSuicaを持った場合、Suicaカードが重複するため
無駄な感じがして、これも新たにカードを作る事を躊躇する原因となっていた。

しかし、申込書を記入していて、これが杞憂である事が分かった。
既存のSuicaのビューカード会員番号を、書き入れる欄があったのだ。

これは、Suicaカードを共通で使える事を意味する。
オートチャージ機能を使っているため、これは助かる。

という事で、マイルの部分も、Suicaの部分も、メリットが理解出来た
ので、今回申し込みに踏み切った。

しかし、いろいろな特典が複雑に入り組んでいるため、よく理解出来ない。
有料の特典もあるため、なおさらだ。

こちらは、カードを使用しながら、追々検討して行く事にしたい。
これでまた、新たな扉が開いた。

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2013年7月21日 (日)

海ぶどうの贈り物

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奄美へ行った際、いつも何かお土産を買っている。
ホテルで買ったり、お店で買ったり、買う場所はいろいろ。

奄美でしか、手に入らないもの。
やはり、それは奄美で取れたものと言う事になる。

これまで買ったものとしては、鶏飯、黒糖、パパイヤ漬、もずく等
がある。

そして、今回は、海ぶどうを購入した。
採れたての、新鮮そのもの。

海ぶどうは、ミネラルが豊富で、しかも低カロリー食材。
口に入れた時の、プチプチ感が心地よい。

食べ方としては、食べる直前に軽く水洗いをして水気を切るだけ
がお勧め。
本当に、自然派の食品なのだ。

ドレッシングを掛けて食べてもいいが、時間が経つとしぼんでしまい
プチプチ感がなくなってしまう。

冷蔵庫で保管しても、やはりプチプチ感がなくなってしまう。
結構、デリケート。

つまり、新鮮な内に、食べる必要があると言う事。

味は、ほとんどしない。
だから、食感を味わう食べ物と思った方がいい。

他の海藻とも違う、本当に不思議な食べ物。
あえて言うなら、海のロマンを感じさせる。

奄美へ行く度に、何か発見がある。
本当に、自然に恵まれた島。

海の青、山の緑、空の白。
これからも、自然の豊かさに、触れ続けて行きたい。

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2013年7月20日 (土)

10mまでの中性浮力確保

今週前半の奄美でのダイビングで、178本まで辿り付いた。

ここまでで会得したダイビングスキルの内、、最も役立っている
のが、中性浮力を維持するスキル。

水深10mまでだったら、BC(浮力調整ベスト)を使わずに、
呼吸だけで中性浮力を保つ事が出来るようになった。

中性浮力とは、水中のある水深で、上がりもせず、下がりもしない
浮力の事。

中性浮力が得られるようになると、ダイビングに余裕が出て来る。
余裕が生まれると、呼吸がゆっくりとなるため、タンクの持ちがよくなる。
視野も広がり、雄大な自然と一体化し易くなる。

つまり、いい事尽くし。

このスキルが有効な事は分かっていたが、なかなか身に付かなかった。
でも、ある事がきっかけで、自然とマスターする事が出来るようになった。

その出来事とは、数ヶ月前のダイビングに遡る。

その時も、いつも通りBCを身に付け、ボートからエントリーした。
この時、調子がよかったのか、よく体が沈んだ。
体から力が抜けると、不思議な事に体が重くなる。

10mに近づいた頃、浮力を得るために、BCに空気を入れようと、
ボタンを押した。
シューと言うがしたが、これは空気が流れる音。

しかし、まだ体が沈んで行く。
おかしいなと思いつつ、肺一杯に空気を吸い込んだ。
これで、中性浮力を得て、体が安定した。

ボートに上がって来て、後で分かった事だが、ホースがBCにきちんと
接続されておらず、BCに空気が入っていなかったのだ。

これを怪我の功名と言うのだろうか。
結果的に、このダイビング中、10m+αのあらゆる水深で、呼吸だけで
中性浮力を得ていた事になる。

知らない内に、「ピンチをチャンス」に変え、スキルを体で習得した
結果となった。

何が幸いするか分からない、典型だった。

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2013年7月19日 (金)

「ハムマヨ」の鯛焼き

「ハムマヨとは、ハムとマヨネーズですか。」
「そうです。夏限定で、ハムマヨの鯛焼きを作っています。」

いつもお世話になっている、鯛焼き屋さんとの会話。

昨日、奄美から帰って来て、自宅マンション隣のマルエツの前
まで来た時、鯛焼き屋さんの販売車に、いつも通り立ち寄った。

その時、ハムマヨの文字に惹かれ、尋ねたのだ。
しかし、甘いものを体が欲していたので、いつもの小倉を注文した。

家に戻り、荷物を片付けた後、一気に鯛焼きを食べた。
小倉餡の甘さが口一杯に広がり、優しさに包まれる。

ひと落ち着きしたところで、何かが気になる。
忘れ物をした気分。

そうだ、やはりハムマヨが気になっていた。

「今日は、特別に2つ食べるか。」

タンクトップとハーフパンツの室内着になっていたが、
そのまま外出。

「ハムマヨが気になったので、また来ましたよ。」
「ありがとうございます。とても評判がいいのですよ。
午前中で売り切れる事もあります。」
「では、今日はラッキーですね。」
「そうですね。あまり甘くないので、 私も、お昼ご飯代わりに
頂く事があります。」

なるほど、ますます興味が湧いて来た。

帰宅して、さっそく食べてみた。
仰る通り、甘くはない。
でも、皮の甘みが、返って引き立つ。

ハムとマヨネーズの取り合わせも絶妙。
マヨネーズは、特別製かも知れない。

この鯛焼き屋さんの皮は、どちらかと言うと肉厚。
でも、今回は、その肉厚の良さを活かした感じ。
ご飯代わりというもの、頷けた。

暑い中、鯛焼きを作るのは、大変だろう。
でも、その暑さを情熱に変えて、作られているのかも知れない。
これからも、販売されに来るのを、楽しみに待っていよう。

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2013年7月17日 (水)

「悟り」のルート

キャリア開発の視点に、3つある。

興味(~がしたい)、能力(~ができる)、役割(~をすべき)

この3つの輪の重なる部分が大事。
したい事を行う能力があり、仕事として付与されている。
つまり、個人もhappy、組織もhappyという領域。

この領域が広がれば、人生を意気に感じる事が出来る。

しかし、1度に3つの輪を大きくする事は出来ない。
順を追って、大きくして行く必要がある。
代表的なアプローチに2つある。

興味 →能力 →役割、または
役割 →能力 →興味

どちらを通っても、「能力」を経る事になる。
つまり、人生を豊かにするには、能力を高める事が大事。
これを、「能力」のルートと言う。

一方、「悟り」のルートがある。

興味 →価値観 →使命 →役割、または
役割 →使命 →価値観 →興味

能力を通らず、深い部分の「価値観」と「使命」を経由して
役割に至る。またはその逆。

価値観はポリシー(~が大事)に置き換え、
使命はミッション(~をなすべき)と言い直す事が出来る。

さらにポリシーは、マネジメントポリシー(経営哲学)から
ライフポリシー(人生哲学)まで深みを増して行く。

「能力」のルートは、時務学の領域。
「悟り」のリートは、人間学の領域。

そして、人間学が本学で、時務学が末学とされている。
人生を豊かにするためには、両方が必要。
しかし、悟りを疎かにした能力は、単なる技法と化す。

心して、人間学を修めて行きたい。

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2013年7月16日 (火)

奄美の自然に思う

今回の奄美は、天候に恵まれた。

昨日、来た時から最高の晴天で、山の緑も海の青も
夜空の星の瞬きも、息を呑むほど美しい。

まさに、魂が浄化されて行くよう。

奄美で過ごす時間は、至福の時。
そして、最早生活の一部となってしまった。

しかし、ただ幸せ感に浸っているだけではない。
私にとっては、心の深い所で、自己検証する場にも
なっている。

都会の騒音を離れ、1人静かに自分と向き合う。
中国古典の大学で言う「慎独」を行うには、
この上ない環境なのだ。

奄美の自然が、自分をより素直にしてくれる。
素の自分に戻って、自分の求めるものが何なのか
改めて、問い掛け直すのである。

興味、価値観、使命、役割等。

特に、海の生物から教わるものが多い。
健気に生きる、小魚達。
ある者は群れて、ある者は擬態して。

今日は、その小魚が大きな魚に食される現場も見た。
生命の輝きと、死の厳かさ。

そこには、敬虔な海の、生の大きな営みがある。

奄美の海は、まるで母親の羊水のよう。
私を温かく包み込み、育ててくれる。

生の原点に立ち戻り、この世における自分の
立位置を確認する。
と同時に、生命エネルギーを満ち溢れる程与えてくれる。

ここで得たものを、都会で出会った方々に、改めて
お分けして行きたい。

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2013年7月15日 (月)

さくらラウンジ=書斎

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JALの羽田空港さくらラウンジは、私にとって最高の書斎。

今も、さくらラウンジで、奄美へ行く前の時間を
ゆったりと過ごしている。

ただし、だからと言って、のんびりしている訳ではない。
中国古典の「伝習録」と、イタリア語の「文法」教本を傍らに、
正面のパソコンでは、新しい研修のテキストを作成している。

返って、このような隙間時間の方が、効率が上がるのだ。

ラウンジには、飲み物や軽食が用意されている。
仕事に少し飽きたら、気晴らしに歩き周り、飲み物を
口にする。

顔を上げれば、すぐ目の前が滑走路。
飛行機の勇姿が目に入って来る。

室内には、バックグラウンドミュージックが流れ、
気分を和らげてくれる。
お手洗いも広く、いつも清潔に保たれている。

もう、これ以上の書斎はないのではないか。
さらに、場所を変えて読書する事もある。

パソコンは、窓際のデスクで。
読書は、中程のソファーで。
そして、新聞は丸テーブルで。

空いている時は、広いラウンジ全体が書斎と化す。

今日のフライトは、奄美への直行便。
羽田空港発11:25だが、何と8:30にラウンジに入った。
約3時間の余裕時間。

この時間を有効活用する事により、奄美での時間を
さらにゆとりを持って楽しむ事が出来る。

これからも、与えられたいろいろな資源を、活用して行きたい。

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2013年7月13日 (土)

7回目のイタリアオペラ発表会終了

今日、無事、イタリアオペラの、私としては7回目の発表会が終了した。

半年間積み重ねて来たものが放出され、今現在は、気が抜けた状態。
これまでにない、虚脱感という感じ。
自分でも気づかない内に、かなり気持ちを入れ込んでいたようだ。

今回の会場は、三鷹市芸術文化センター「風のホール」。
名称のとおり、残響時間が1.8秒という、響きのいいホール。
このような会場の舞台で歌える事自体が、なかなか出来ない経験だ。

自分の声の残響を耳にしながら、気持ちよく歌えた。
と言う事は、結構、心に余裕を持ちながら歌っていたのかも知れない。

しかし、思い返すと、まだまだと言う感じがする。

低音部、高音部の声は、前よりも安定的になって来た。
ある程度の伸びも出て来た。

しかし、全体を通しての、息の配分が不十分。
その証拠に、曲の中間部で、息が続かなくなってしまった個所があった。
ブレス個所での、素早い息つぎも課題かも知れない。

それ以外でも、課題として、いろいろ感じた事があった。
しかし、それ以上に、得たものがある。

それは、歌で自分を表現する事の素晴らしさ。
確かに難しいが、でもその経験が、自分を磨いてくれるような気がする。

歌うテクニックも大事。特に、発声は。
でも、それと共に、この曲で自分は何を訴えたいのか。
それを考え、その心を歌声に乗せられれば、これに越した事はない。

まだ、その領域には程遠いレベル。
しかし、今から、心構えだけは持って置きたい。
単なる「歌い手」ではなく、「語り手」を目指したい。

そのためには、イタリア語の勉強も欠かせない。
少しお留守の状態になりつつあるため、こちらも気を引き締めたい。

発表会は、いろいろな方々の努力で成り立っている。
演奏者を引き立てるため、伴奏の方、司会の方、照明の方、音響の方
設備の方、そして、一番に先生。

私にとっては、週1回のレッスンが、掛け替えのない時間になっている。
私の可能性を引き出して頂いている先生には、感謝しても限りがない。

これからも、一歩一歩前進して行きたいと思っています。
どうぞ、よろしくお願い致します。

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2013年7月12日 (金)

これが「スパリゾートハワイアンズ」か

昨日、久しぶりにカンブリア宮殿を見た。

昨夜は、「奇跡の集客シリーズ第1弾!」と銘打ち、「リピーター続々、
年間140万人が殺到 驚異のリゾート 福島ハワイアンズの底力」
というタイトルで、スパリゾートハワイアンズの魅力が紹介された。

私は、まだ訪れた事がない。
しかし、今回のテレビを見て、泊まり掛けで行きたい気分になった。
楽しむだけではなく、そこで働く方々の顔を見たくなったのである。

スパリゾートハワイアンズは、昔は、常磐ハワイアンセンターと言う
名称だった。

常磐炭鉱が閉山となった時、改めて街起こしの意味も含め、開設
されたレジャー施設。
この辺の経緯は、映画の「フラガール」でも取り上げられた。

番組では、その後のオイルショック、バブル崩壊、そして2年前の
東日本大震災で落ち込んだ需要を、どのように挽回して来たかが
報じられていた。

そのキーワードが、「一山一家(いちざんいっか)」。

常磐炭鉱は、財閥系ではなかった。
その地域だけの炭鉱で成り立っていた。
そして、温熱が高く、灼熱の炭鉱として汚名を拝していた。

全員で力を合わせないと、生きて行けない。
街全体で助け合う。
この団結心、これが一山一家の精神。

出演された、斎藤一彦常磐興産会長が、この一山一家の言葉を
何度も唱えられていた。

「一山一家で、我々は乗り切って来た。」

東日本大震災後、半年間休業を余議なくされたが、一人の解雇なし。
給料も払い続けた。

フラガールは、被災地で被災者を力付け、各地で福島の復興を
アッピールし続けた。

まさに、一丸となった活動。
ここまで来ると、一企業の域を超えている。
使命のようなものを感じた。

最後に斎藤会長が、こう言っていた。

「観光は、究極の街づくり」

一山一家は、今後も常磐の地で、生き続けるのだろう。
そう思った。

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2013年7月11日 (木)

購読誌等への接し方

現在、定時的に購入している情報誌が4誌ある。
週刊が1誌、月刊が3誌。

それ以外に、所属している各種資格協会から月刊で
8誌送られて来る。

新聞は2紙。
メーリングリストは4つ。

これは絞りに絞った結果で、過去はこの倍以上あった。

しかし、これだけ多いと、「読む」と言う世界から卒業せざるを
得なくなる。

今は、「見る」と言う世界。
原則として、手にしたその日に、全て見通す。

ページを一瞬俯瞰し、目に止まったキーワードを繋げ、行間を
読み取る。

一方、単行本は、厳選した本を3度読みしている。
ラインマーカーだらけ。
そこで培った感性で、情報誌を見取るのである。

漫画家の、はらたいら氏は、まだご健在だった頃、新聞全紙を
購読していると、談話で話されていた。

多分、同じような接し方をされていたのではないかと思う。

この接し方は、単なる多読ではない。
根っこの部分と枝葉の部分を分け、接し分けているのである。

知識は、単に得ただけでは無意味。
それを「活学」として活かし、行動して、初めて知恵として結実し
昇華される。

情報に流されない。

そのためにも、しっかりとアンカーを下ろしながら、情報誌に
接して行きたい。

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2013年7月10日 (水)

デンタルフロスと歯間ブラシ

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口腔衛生に関しては、全く自信がない。

虫歯は言うに及ばず、残念ながら歯槽膿漏も進んでいる。
自分では、余り自覚症状がないのが、怖いところ。
歯医者からは、レントゲンを前に、ため息をつかれた事がある。

この一件があってから、真剣に取り組み始めた。
すでに時遅しの感もあるが。

まず、各食事の後、5分以内に歯磨きをしている。
それまでは、朝起きた時に磨くだけだった。

それと歯磨きする前に、必ずデンタルフロスを使っている。
今や、これは必需品。

歯並びが悪いので、歯間に、結構食事の断片が詰まっている。
これを見逃していたから、歯茎が炎症を起こすのも無理はない。

デンタルフロスは、ナイロンの糸から出来ている。
そこで疑問なのが、たかがナイロンの糸なのに、なぜあんなに
お値段が高いのだろう。

そう思っていたところ、100円ショップでデンタルフロスを見つけた。
機能的には全く損傷なし、これで十分。

それ以来、100円ショップの製品を愛用して来た。
しかし、デンタルフロスの残りが少なくなって来たため、
買いに行ったら、品切れ状態だった。

同じ会社の大型店に行っても、やはり品切れ。
これがあるので、100円ショップは、やや信頼性に欠ける。

やむを得ず、店頭にあった歯間ブラシを購入。
でも、いやな予感はあった。

私は、歯に比べて顎が小さいため、歯間が狭いのだ。
「極細」も試したが、歯茎を痛める可能性がある事が分かった。

やはり、私には、デンタルフロスが会っている模様。
でも、これも試してみたから分かる事。
捨てても惜しくない点が、助かる。

改めて、どこかで安価なデンタルフロスを入手したい。

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2013年7月 9日 (火)

「いかにして人物となるか」読了

伊與田覺氏の著した「いかにして人物となるか」を読んだ。

これまで、伊與田氏の講義録として「大学」「中庸」を読み
進めて来た。

しかし、今回は「経書」ではなく実際に活躍した「人」を
ベースとして、生き方を考える機会を与えて頂いた。

なお、ここで言う人物とは、「大人(たいじん)」を指す。
大人とは、公の心に沿い、自分の軸を持ち、ブレる事なく
自分の人生を切り開いて行く人を言う。

それ故、大人は厳かで謙虚で飾るところがない。
余裕を持ち、周りを自己成長に向けて感化して行く。

書籍の中では、3人の聖人を取り上げられていた。

それが、孔子、王陽明、中江藤樹。

皆、儒学者だが、それだけではない。
教育者であり、政治家でもあった。

共通している事は、「学問」を収めるだけではなく、
「求道」を目指している事。

つまり、得た知識を「見識」として深め、実践している。
こういう活きた知識を、「活学」と言う。

これは、まさに私の求めているところ。
活かす事の出来ない知識は、意味がない。

逆に言うと、得た知識をいかに実学に耐えるものに
磨き上げて行くかが大事なポイント。

そのためには、経験の場で、学んだ事柄を丁寧に、
自分なりに検証して行くしかない。
それには、勇気も求められる。

「知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼(おそ)れず」

三位一体で、物事に取り組み、「大人」を目指したい。

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2013年7月 8日 (月)

歩き回り・話し掛けの勧め

江戸時代前・中期に活躍した儒学者に、貝原益軒(かいばら
えきけん)がいる。

儒学者であると共に、医学も修めた方。
その一端として書かれた、「養生訓」が世に知られている。

養生と言うと、「病気を予防する」「健康を保つ」等が頭に
浮かぶ。
だが、この「養生訓」の興味深いところは、そのレベルを超えて、
「人としての生き方」つまり死生観に繋がっている点。

その中で、「人生は楽しむためにある」という部分に
特に惹かれた。

この楽しみとは、「内なる楽しみ」。
例えば、旅を楽しむ、自然を楽しむ、読書を楽しむ等。

この旅も、益軒の場合は「科学する旅」。
地元の物産、人々の暮らしを見聞し、考えを広げ深める。

これらが、人生を豊かに心身の健全な健康を保ってくれる。

この事を知った時、まさに我が意を得たりという感じだった。
全く、同感。

私は仕事の関係で、全国を出張している。
その時、心掛けている事が、彼の地の事を知る事。
興味を持って見聞きすれば、学ぶ事ばかり。

出会う人、出会うもの全てが、まさに師。

さらに私の場合は、出来るだけ土地の方に、こちらから
話し掛けるように努めている。

「求めよ、さらば与えられん。」

私の声掛けや素朴な質問に、皆さん嫌な顔をせず、とても
親切に答えて頂いている。
本当に、有難い話しである。

その言葉だけではない。
笑顔や表情、そのひとつひとつから、何かが伝わって来る。

これからも、出会う方々と、人生の楽しみを分かち合って
行きたい。

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2013年7月 7日 (日)

瞼を閉じて歩いてみれば

最近、目を閉じて過ごす時間が、多くなって来たように思う。
睡眠の時間が多くなったという事ではない。
敢えて目を閉じて、目からの情報を遮断すると言う事。

省察(せいさつ)の時間と言ってもいい。

本は、読むだけでは意味がない。
そこから、自分なりに解釈し、行動に移して初めて意味がある。

そして、それは本だけではない。
身辺で起こった出来事も含め、頭に一旦入力された情報を分解する。
その上で、別の知識や知見と結合し、構成し直す。

その過程で、思っても見なかった思考回路が拓かれる。
これが、大変意味がある。
自分だけの洞察となる。

そのためにも、独り静かに考える必要がある。
中国古典の「大学」で言う、「慎独」だ。

現在、慎独している場面は、いろいろ。

・デスクの前で瞑想する
・中国古典を素読する
・イタリアオペラを歌う
・ダイビングをする
・夜空を眺める
・朝日が昇るのを見る等

その中で、全く違う世界で内省を深める方が、気づきが大きい
事が分かって来た。

最近、敢えて目を閉じて歩いてみる事を試してみた。
いつも歩いている裏通りの公園横の歩道で、空いている時、
安全を確認した上で。

次々に入れ替わる音の数々。
木の葉の音、鳥のさえずり、微かな風の音等

新鮮な世界が、そこに繰り広がる。

我々の周りには、目には見えないが、素晴らしい世界が
広がっている。
それを、ただ感じていないだけ。

これからも、感性を豊かにし、未知の世界へ魂を解放したい。

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2013年7月 6日 (土)

魅了された金箔の美しさ

Img_20130705_153430昨日、仕事で再び金沢へ来た。

前泊の場合は、大抵夜遅く到着するが、昨日は12:00に到着。
改めて、金沢の町並みを散策するためである。

ホテルにバッグ等を預けた後、まず向かったのが「東の茶屋街」。
ここだけは、まだ1度も訪れた事がなかった。

金沢駅から徒歩で向かったが、近江町市場経由のメインルート
ではなく、東別院通りと言う裏道を通って行った。

この通り沿いに、前職で20年前に初めて単身赴任した時の
建物があったため。
まだ健在な事を確認し、なぜかほっとした。

「あめの俵屋」を通り過ぎ、大きな通りに出た所で、「箔座」と言う、
大きな看板が目に入った。

「金沢は、金箔でも有名だったな。」

立ち寄る予定はなかったが、自然と足がそちらへ向いた。
そこは、純金製造処で有名な「箔座」の本店だった。
まさに、偶然の出会い。

店内に足を一歩踏み入れて驚いた。
黄金に輝く別世界。

そこで、前々から疑問に思っていた事を質問した。
金箔は、どのような素材で貼り付けているのか。

控えていた中堅男性社員の方が、丁寧に説明してくれた。
答えは、特別な接着剤を使っているとの事。

それ以外にも、金箔の製造に関わるいろいろな話しを
お伺いする事が出来た。
どれも、目から鱗が落ちるような内容。
とても充実した時間を持つ事が出来た。

いきなり1人で飛び込んだにも関わらず、このように丁寧に
ご対応頂けるとは。それも、金粉入りのお茶の差し入れ付きで。
さすがは、金沢。

気づいたら、1時間程が過ぎていた。
豊かになった心を携え、改めて「東の茶屋街」へ向かった。

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2013年7月 5日 (金)

参った!本の2度買い

「ん、この本は、とても興味深い本だ。」

新聞の広告欄を見て、直感的にそう思った。
その時ちょうど、マネジメントに関連する、新しい切り口のプログラム
の作成を模索していた。
その琴線に触れたのだ。

うれしい事に、文庫本としての発売。
つまり、安価。
出張先のホテルから、さっそくアマゾンで購入した。

普通は、書店で内容を確認してから、本は買う事にしている。
しかし、今回は特別。
早く読みたかったのと、千円以下なので即クリックした。

翌日帰宅したら、もう届いていた。
さっそく読み始めた。

「ん、どこかで読んだ事があるぞ。」

本棚を見上げると、上の段に、その本があった。
単行本として、11年前に発売されたものだった。

「しまった!同じものを買ってしまった。」

新聞の広告欄で見た時、余りにも現在の状況にマッチしていた
ため、最近書かれたものと勘違いしてしまった。
つまり、作者は11年前から予見していたと言う事か。

「灯台下暗しか。改めて単行本の方を読み直そう。」

11年前に引いたラインマーカーに、新たにラインマーカーを
引き加えて、さらに行間を深く読み取るように努めた。
その結果、新たな啓示を得る事が出来た。

「この文庫本は、どうしようか。
そうだ、今回の仕事のパートナーに読んでもらおう。」

この本から、プログラムを作成するヒントを得た。
直接の内容ではないが、真理を共有するには、ちょうどいい。

現在、関係するお二人に回し読んでもらっている。
どのような反応が返って来るか、今はそれが楽しみ。

雨降って地固まるとは、まさにこの事だ。

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2013年7月 4日 (木)

埼京線新型車両デビュー

Photo
最近、埼京線のホームの端に、カメラを手にした鉄道ファンらしき方々
の姿が、目立っている。

先日、不思議に思ってネットで調べたら、6/30(日)から新型車両が
導入されたとの事。

今回の車両は、E233系。
1989年(平成元年)7月に現在の205系が運行され始めてから、実に
24年ぶりの出来事。

その間に、沿線に急速に住宅が増えた。
私も、その内の1人。

その結果、現在の朝の電車は、乗車率200%と言う寿司詰め状態。
痴漢も横行して、車内に監視カメラが取り付けられている。

この混雑緩和が目的との事。
新型車両は、横幅が10cm広くなり、定員が1割多くなった。
しかし、200%に対し110%なので、ほぼ焼け石に水ではないだろうか。

つい最近、昼間に初めて乗車した。
空いて居たため、余り実感が沸かなかったが、感じとしては
確かにやや広がった。

車内の照明がLEDになったそうだが、こちらはよく分からず。
これは、その方が好ましいのかも知れない。

消費電力が抑えられたため、従来の7割ほどの電力で走ることが
出来ると言うから驚きだ。

見た目で一番変化があったのは、先頭車両の頭に、デビュー記念の
ヘッドマークが付いている事。

この時期だけだと思うので、鉄道ファンにとっては、確かに垂唾もの
だろう。

今年度中には、全ての車両が新型に切り替わるとの事。
でも、それに関わらず、朝のラッシュ時には、出来るだけ乗らない
ようにしよう。

これが、自由業のいい所だ。

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2013年7月 3日 (水)

自分を信じる男「本田圭佑」

昨日のNHK総合の「プロフェッショナル仕事の流儀」は、
プロサッカーの本田圭佑選手だった。

今年の3/25(月)に放映されたものに、その後の展開が
追加されていた。

「僕は自分が好きです。」
「いろいろな事がありましたが、全てチャンスだと思っています。」
「僕は、自分を信じやって来ました。これからも同じです。」

日本人にしては、珍しいタイプ。
個の力を重視し、限りなく自分を追い込んで行く。

それは、彼自身の個性かも知れない。
しかし、その裏には、海外で優秀なプレイヤーと体を張って
渡り合って来た実感があるのだろう。

でも、和の精神を忘れている訳でもない。
今年6月のワールドカップ・アジア最終予選後の勝利インタビューの
席上で、日本の組織プレーを是としながら、個の強化を訴えていた。

本田選手は、自分を見詰める目が、他の選手よりも厳しいのだろう。
これは、我々にとっても大事な事。
特に最近、そのように感じる。

福沢諭吉は「学問のすすめ」の中で、独立自尊を訴えた。
ここで言う独立とは、自分で自分の身を律し、他人に依頼する
心がない事。

さらに、「一身独立して、一国独立す」と述べた。
国民一人ひとりが独立自尊の精神を持たなければ国の独立を
担保出来ないと。
これが、本来の個人主義の意味でもある。

本田選手の行動を見ていると、まさにこの言葉を思い出す。
彼は、この個人主義を訴えているのではないかと。

2011年8月、本田選手は右膝半月板を損傷した。
長期に渡る戦線離脱。
しかし、これをチャンスと捉え、瞬発力の肉体改造に取り組んだ。

不撓不屈の精神の持ち主。
今後も、本田圭佑という侍の、行く末を見守りたい。

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2013年7月 2日 (火)

指導者の聖書「言志四録」

「言志四録(げんししろく)」とは、江戸時代を代表する儒者である
佐藤一斎(いっさい)が書き留めた書である。

その内容は含蓄に満ちており、志を立て、自分の運命を切り開き、
世のために尽くさんとする指導者の、まさに聖書と言うに相応しい。

そのため、幕末から明治維新にかけて日本を背負った志士達に
こぞって読まれた。

西郷隆盛に至っては、101条を選び出し「南洲手抄言志録」として
手元に置き、常に肝に銘じていた程。
たいへんな影響力を持っていた事が、伺い知れる。

言志四録は、次の四書から成り立っている。

「言志録」「言志後録(こうろく)」「言志晩録」「言志耋録(てつろく)」

42歳から82歳までの40年間に、総数1133条の心得を記された。
今回は、その内から主だったものを、それぞれ読んだ。
読んだ条数は、順に74条、50条、73条、70条、合計267条。

有名な「三学戒(さんがくかい)」と呼ばれている言葉が、これだ。

「少にして学べば、則ち壮にして為すこと有り。
壮大にして学べば、則ち老いて衰えず。
老いて学べば、則ち死して朽ちず。」
(言志晩録第60条)

学びは、歳に関係なく、貴重なものである事を示してくれている。
自分を信じるという点では、次の言葉が印象的だ。

「一燈を提(さ)げて暗夜を行(ゆ)く。暗夜を憂うること勿(なか)れ。
只(た)だ一燈を頼め。」
(言志晩録第13条)

この言葉に、明治維新の志士達は、どれ程励まされただろうか。
また、天に学ぶ重要性も説いている。

「太上(たいじょう)は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は
経(けい)を師とす。」
(言志録第2条)

優れた人は、天・聖人・書物の順に学びを得るとしている。
ここで言う天とは、自然や宇宙の心理を指している。

夏目漱石の「則天去私(そくてんきょし)」(自我を捨てて天に従う)
と同じ天である。

一言一言が、まさに珠玉の言葉。
大事なのは、これを実行する事。

知行合一(ちこうごういつ)の精神で、臨みたい。

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2013年7月 1日 (月)

脱着!シェルカバー

スマートフォンをARROWS NX F-06Eに機種変更した時、
シェルカバーも買い換えた。

その際、出張も多く、かなりハードに使うので、手に馴染むしっかりと
したものを購入した。

それが、エレコム製のシェルカバー。
ポリカーボネイトのボディに、ラバーグリップコートが施されている。

これはこれでよかったのだが、問題は、充電用の卓上ホルダに
差し込んだ時に発生した。

カバーを付けたままだと、卓上ホルダに収まらない。
スマートフォンにぴったりのサイズで、卓上ホルダが作られていた。

改めて、カバーの取扱説明書を読んでみたら、一番最後の
「使用上のご注意」の個所に、装着したままでは使用出来ない
場合がある事が記されていた。

購入時に、ここまで確認する事は、なかなか難しい。
それに、機種専用のカバーだからと言う安心感もある。

でも、そう言っていても仕方がない。

という事で、現在は、卓上ホルダにスマートフォンをセットする度に
カバーを外している。
面倒だが、やむを得ない。

でも、慣れというのは、片面では有難いもの。
最近は、簡単にカバーを外す事が出来るようになった。

コツを掴んだのである。

右上上部の端から外していくと、余り力を入れずにカバーが外れる。
ボタン類が左側に集中しているので、右側から。
カバーの上部が開放型になっているので、上部からという訳。

最初は、うまく外せずにやや戸惑ったが、構造を理解し、コツが
掴めれば、どうと言う事はない。

一見やっかいに見える事も、冷静に観察して臨めば、
同じ事なのかも知れない。

今回のARROWSは、バッテリーの持ちがよく、長いお付き合いに
なりそう。

シェルカバーで保護し、大事に使って行きたい。

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