奄美の自然に思う
今回の奄美は、天候に恵まれた。
昨日、来た時から最高の晴天で、山の緑も海の青も
夜空の星の瞬きも、息を呑むほど美しい。
まさに、魂が浄化されて行くよう。
奄美で過ごす時間は、至福の時。
そして、最早生活の一部となってしまった。
しかし、ただ幸せ感に浸っているだけではない。
私にとっては、心の深い所で、自己検証する場にも
なっている。
都会の騒音を離れ、1人静かに自分と向き合う。
中国古典の大学で言う「慎独」を行うには、
この上ない環境なのだ。
奄美の自然が、自分をより素直にしてくれる。
素の自分に戻って、自分の求めるものが何なのか
改めて、問い掛け直すのである。
興味、価値観、使命、役割等。
特に、海の生物から教わるものが多い。
健気に生きる、小魚達。
ある者は群れて、ある者は擬態して。
今日は、その小魚が大きな魚に食される現場も見た。
生命の輝きと、死の厳かさ。
そこには、敬虔な海の、生の大きな営みがある。
奄美の海は、まるで母親の羊水のよう。
私を温かく包み込み、育ててくれる。
生の原点に立ち戻り、この世における自分の
立位置を確認する。
と同時に、生命エネルギーを満ち溢れる程与えてくれる。
ここで得たものを、都会で出会った方々に、改めて
お分けして行きたい。
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