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2013年7月16日 (火)

奄美の自然に思う

今回の奄美は、天候に恵まれた。

昨日、来た時から最高の晴天で、山の緑も海の青も
夜空の星の瞬きも、息を呑むほど美しい。

まさに、魂が浄化されて行くよう。

奄美で過ごす時間は、至福の時。
そして、最早生活の一部となってしまった。

しかし、ただ幸せ感に浸っているだけではない。
私にとっては、心の深い所で、自己検証する場にも
なっている。

都会の騒音を離れ、1人静かに自分と向き合う。
中国古典の大学で言う「慎独」を行うには、
この上ない環境なのだ。

奄美の自然が、自分をより素直にしてくれる。
素の自分に戻って、自分の求めるものが何なのか
改めて、問い掛け直すのである。

興味、価値観、使命、役割等。

特に、海の生物から教わるものが多い。
健気に生きる、小魚達。
ある者は群れて、ある者は擬態して。

今日は、その小魚が大きな魚に食される現場も見た。
生命の輝きと、死の厳かさ。

そこには、敬虔な海の、生の大きな営みがある。

奄美の海は、まるで母親の羊水のよう。
私を温かく包み込み、育ててくれる。

生の原点に立ち戻り、この世における自分の
立位置を確認する。
と同時に、生命エネルギーを満ち溢れる程与えてくれる。

ここで得たものを、都会で出会った方々に、改めて
お分けして行きたい。

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