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2013年7月 3日 (水)

自分を信じる男「本田圭佑」

昨日のNHK総合の「プロフェッショナル仕事の流儀」は、
プロサッカーの本田圭佑選手だった。

今年の3/25(月)に放映されたものに、その後の展開が
追加されていた。

「僕は自分が好きです。」
「いろいろな事がありましたが、全てチャンスだと思っています。」
「僕は、自分を信じやって来ました。これからも同じです。」

日本人にしては、珍しいタイプ。
個の力を重視し、限りなく自分を追い込んで行く。

それは、彼自身の個性かも知れない。
しかし、その裏には、海外で優秀なプレイヤーと体を張って
渡り合って来た実感があるのだろう。

でも、和の精神を忘れている訳でもない。
今年6月のワールドカップ・アジア最終予選後の勝利インタビューの
席上で、日本の組織プレーを是としながら、個の強化を訴えていた。

本田選手は、自分を見詰める目が、他の選手よりも厳しいのだろう。
これは、我々にとっても大事な事。
特に最近、そのように感じる。

福沢諭吉は「学問のすすめ」の中で、独立自尊を訴えた。
ここで言う独立とは、自分で自分の身を律し、他人に依頼する
心がない事。

さらに、「一身独立して、一国独立す」と述べた。
国民一人ひとりが独立自尊の精神を持たなければ国の独立を
担保出来ないと。
これが、本来の個人主義の意味でもある。

本田選手の行動を見ていると、まさにこの言葉を思い出す。
彼は、この個人主義を訴えているのではないかと。

2011年8月、本田選手は右膝半月板を損傷した。
長期に渡る戦線離脱。
しかし、これをチャンスと捉え、瞬発力の肉体改造に取り組んだ。

不撓不屈の精神の持ち主。
今後も、本田圭佑という侍の、行く末を見守りたい。

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