「悟り」のルート
キャリア開発の視点に、3つある。
興味(~がしたい)、能力(~ができる)、役割(~をすべき)
この3つの輪の重なる部分が大事。
したい事を行う能力があり、仕事として付与されている。
つまり、個人もhappy、組織もhappyという領域。
この領域が広がれば、人生を意気に感じる事が出来る。
しかし、1度に3つの輪を大きくする事は出来ない。
順を追って、大きくして行く必要がある。
代表的なアプローチに2つある。
興味 →能力 →役割、または
役割 →能力 →興味
どちらを通っても、「能力」を経る事になる。
つまり、人生を豊かにするには、能力を高める事が大事。
これを、「能力」のルートと言う。
一方、「悟り」のルートがある。
興味 →価値観 →使命 →役割、または
役割 →使命 →価値観 →興味
能力を通らず、深い部分の「価値観」と「使命」を経由して
役割に至る。またはその逆。
価値観はポリシー(~が大事)に置き換え、
使命はミッション(~をなすべき)と言い直す事が出来る。
さらにポリシーは、マネジメントポリシー(経営哲学)から
ライフポリシー(人生哲学)まで深みを増して行く。
「能力」のルートは、時務学の領域。
「悟り」のリートは、人間学の領域。
そして、人間学が本学で、時務学が末学とされている。
人生を豊かにするためには、両方が必要。
しかし、悟りを疎かにした能力は、単なる技法と化す。
心して、人間学を修めて行きたい。
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