「導く」と「支える」
今後のリーダーのありたい姿に、2つある。
上から引っ張るリーダーと、下から支えるリーダー。
これまでは、リーダーと言うと、上位に立ち、上から引っ張る
リーダー像が一般的だったと思う。
ここでのコンセプトは、「指導」。
でも、時代は移り変わった。
昨日の常識が今日の非常識に変わる、身の周りの環境が
激変する時代。
この乱世を生き抜くのに必要なものは、組織を構成する
個々人の、主体的自律的行動。
皆が他に依存することなく自立し、自分で考えて行動する。
何かが新たに発生した時、自分の役割を創造し、勇気を
持って決断し、果敢に行動出来る人材が育たないと
組織は滅びる。
そのような人材を育てるために、どのようなアプローチが
必要なのだろうか。
そこで出て来たのが、下から支えるリーダー像。
ここでのコンセプトは、「支援」。
その者の持っている潜在能力を引き出す事が、大事な
要件となる。
但し、誰もが潜在能力を保持しているとは限らない。
新しく職に就いた者には、まずは「指導」が必要。
つまり、今後のリーダーは、両刀使いになる事が求められている。
その個人の能力と意欲のレベルを見極めた上で、
適宜適切にアプローチを変える。
そして、十分に育った者には、指導も支援も不要となる。
その者には、権限委譲して、動き易い環境整備をする事が
大事となる。
ここまで考慮に入れると、3本の矢という考えに至る。
ティーチング、コーチング、ラーニング。
○○イングを使い分け、人材育成に励んで頂きたい。
それは、取りも直さず、自分を育てる事になるのだ。
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