「気づいた事」を共有する
研修を修了した時、「今後に向けて」として、
いつも行う事がある。
それが、気づきの共有。
シートには、「気づいた事、感じた事、学んだ事」を
記入するように促している。
しかし、いつも受講者の方々にお願いしているのが、
ぜひ気づきを書いて欲しいという事。
研修の感想及び学習した内容より、「そうか、そう
いう事だったのか」と、腑に落ちた事が大事。
腑に落ちるという事は、心に刻まれるという事。
心に刻まれた内容は、忘れる事がない。
潜在意識として、体に浸透して行く。
それらが、いつか他の気づきと化学反応を起こし
自分のポリシーとして昇華されて来る。
ポリシーとは、言い換えると哲学。
ここでの哲学とは、自分が大事にしたい考え方を
指している。
価値観と言い換えてもいいだろう。
これが見えて来ると、自分のぶれない軸が通って
来る。
私は、これを「自分軸」と呼んでいる。
キャリア論で言うキャリアアンカーに相当する。
これから、何をするにしても、この自分軸が
試される。
ますます、複雑化する環境変化の嵐の中で
我々は生きて行かなければならない。
その時、流されずに自分を維持するためには、
この自分軸が欠かせない。
特に、リーダーたる者には。
気づきの蓄積。
それは、自分の最大の財産となるだろう。
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